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諸石光照/菅野浩二組が車いすテニスのクアードダブルスで銅メダル獲得!試合終了は深夜2時過ぎ!【東京パラリンピック】<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.09.02

菅野浩二(左)と諸石光照(右)組は良いコンビネーションを披露。(C)Getty Images

 東京パラリンピック車いすテニス競技(8月27日~9月4日/東京:有明/ハードコート)では、9月1日にクアードダブルス3位決定戦が行なわれ、諸石光照/菅野浩二組(日本)が、アントニー・コトリル/アンディ・ラプソーン(イギリス)を7-5、3-6、7-5で下し、銅メダルを獲得した。

 クアードとは、三肢まひ以上の重度障がいがある選手を対象としたカテゴリーで、障がいの程度により、電動車いすの使用やラケットと手をテーピングで固定するなどが認められている。

 1番コートで行なわれていた試合は、日本ペアが第1セット2-1、30-40の時点で雨のため中断。クアードダブルス決勝が終了した後にセンターコートで再開された。

 今回が初めてのオリンピックとなる菅野は力強いストロークでポイントを組み立てる。ベテランの諸石はスライスを効果的に使い、ネット際でのプレーも巧みで、2人のコンビネーションはうまく機能していた。第1セットは接戦となるが、6-5のゲームで諸石の絶妙なスライスサービスが決まるなど好プレーが出て7-5で先取した。
 
 相手ペアもストロークとネットプレーでそれぞれ得意分野がはっきりしており、コート前方の使い方もうまく、日本ペアは第2セットを3-6で失った。ファイナルセットも接戦となる。日本ペア2度先にブレークされるが、すぐにブレークバック。最後のゲームもブレークに成功し7-5で銅メダルを獲得した。

 試合が終了したのは日付が変わり9月2日の2時を回っていた。試合時間は3時間という激闘だった。

 クアードダブルス決勝も行なわれ、サム・スローダー/ニールス・フィンク組(オランダ)が金メダル、ディラン・オルコット/ヒース・デービッドソン組(オーストラリア)が銀メダルを獲得している。

構成●スマッシュ編集部

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