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「優勝が目標だった」島袋将が『Uchiyama Cup』の初代シングルス王者に!後輩の白石をストレートで下す<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.09.13

初代チャンピオンに輝いたのはプロデビュー2年目の島袋将。(C)長浜功明/Uchiyama Cup

 『Uchiyama Cup』とは、現役プロテニスプレーヤーの内山靖崇が、「テニスファンの方々、子どもたちにプロのテニスを間近で見てもらう機会を作りたい、応援してくれる人が多くいる地元北海道への恩返しをしたい」という思いを込めて立ち上げた大会。

 その第1回大会が、9月7日から12日にわたり、北海道の札幌市平岸庭球場で男子のJTT大会として開催。大会最終日の9月12日にシングルス決勝戦が行なわれ、第1シードの島袋将(有沢製作所)が第4シードの白石光(早稲田大学)を6-3、6-4で下して優勝を決めた。

 早稲田大学のOBと現役学生の顔合わせとなったこの試合。序盤は互いにキープが続く中、試合が動いたのは2度の雨による中断後の第6ゲームだった。

 クールダウンしたことにより動きが鈍ったか、珍しくストロークでミスが出る白石に、島袋はネットアプローチでプレッシャーをかけ、フォアボレーのウイナーで白石のサービスゲームをブレーク。
 
 第2セットは、インドアへの移動によって、風の影響を受けずにボールを思い切り叩けるようになった島袋が、白石の第1ゲームをいきなりブレーク。その後のサービスゲームを危なげなくキープし、『Uchiyama Cup』初代シングルス王者に輝いた。

 島袋は勝利後のインタビューで「練習もよく一緒にしている白石が相手ということで、どこまでくるか、ということを受け止めつつ落ち着いてプレーができた。2回戦で足首を痛め、コンディションは万全ではなかったが、優勝して終わりたいという目標があったので、初代の王者になれたことはうれしい」とコメント。

 一方、準優勝となった白石は「将さんはこの大会で一番戦いたい相手だった。自分の何が通用して何が足りないのかということも理解することができたと思う」と、自身の成長に繋がる敗戦になったことを明かした。

 なお、 前日のダブルス決勝では柚木武/楠原悠介(チームralosso/伊予銀行)組が、河内一真/鈴木昂(フリー/イカイ)組を6-2、6-3で下して優勝している。

構成●スマッシュ編集部

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