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海外テニス

「経験者に指導してもらいたい」全米女王の18歳ラドゥカヌがコーチ変更を決断。候補者は?<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.09.28

全米オープンに優勝し一躍脚光を浴びた18歳のラドゥカヌ。頼れる指導者を見つけられるか。(C)Getty Images

全米オープンに優勝し一躍脚光を浴びた18歳のラドゥカヌ。頼れる指導者を見つけられるか。(C)Getty Images

 18歳で全米オープンを制したイギリスのエマ・ラドゥカヌ。予選からの出場で、優勝までたどり着いたシンデレラストーリーで話題になったが、彼女はこのままツアーでトップ選手として活躍できるのだろうか。

 母国に戻ったラドゥカヌは、ナショナルテニスセンターで開催された「ホームカミングパーティー」に出席し、イギリスのテレビ局『BBC』の質問に答え、コーチを変える意思があることを明かした。

「私はこのレベルでの経験が浅いので、ハイレベルなWTAツアーの経験を持つ人が必要です。経験者に指導してもらいたいんです」と理由を語った。

 欧州スポーツメディア『EUROSPORT』によると、全米オープン優勝時のアンドリュー・リチャードソンコーチとは、夏のハードコートシーズンの契約だったようだ。彼は元選手でコーチとしてはイギリス人選手を指導してきた経験を持つ。しかし、ラドゥカヌは現在22位にまでランキングを上げており、来シーズンはWTAツアーにフルスケジュールで参戦することになる。それを考えると、経験豊富なコーチを求めるのは当然だろう。
 
 ラドゥカヌは今シーズンについて、「今後のスケジュールはまだ決めていないけど、次の大会がどこであっても準備ができてからにします。急ぎたくはないから」と、突然の環境の変化に振り回されないように心掛けているようだ。

 さて、WTAツアーの経験豊富なコーチといえば、誰に白羽の矢が立つのだろうか? 元世界1位のシモナ・ハレップは、6年間指導を受けたダレン・ケーヒルコーチと最近コンビを解消したばかり。ケーヒルはハレップを全仏オープンとウインブルドン優勝に導いているため、候補の1人かもしれない。

 今シーズンもまだ残っているが今後のことを考えると、コーチを含む自分のチームを、じっくりと結成していく時だろう。

構成●スマッシュ編集部

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