女子テニスのエマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク23位)が、グランドスラム初優勝を成し遂げた先の全米オープンを振り返った。
今年7月のウインブルドンでグランドスラム本戦デビューを果たし、ベスト16入りと快進撃を見せた18歳のラドゥカヌ。その2ヶ月後に行なわれた全米では予選3試合を含めてすべてストレート勝ちという驚異的な強さで決勝へと勝ち上がった。
迎えた決勝でラドゥカヌは連日のジャイアントキリングで会場を沸かせていた19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/28位)と対戦。四大大会では1999年の全米オープン以来実に22年ぶりとなる10代選手同士での決勝となったが、ここでもラドゥカヌがストレートで勝利し、イギリス人女子選手として44年ぶりのグランドスラム優勝を果たした。また、予選勝者の四大大会制覇は男女を通じて史上初の快挙だ。
海外メディア『puntdebreak.com』によると、全米での優勝について「少しずつですが、実感が湧いてきました」と語ったラドゥカヌ。その一方で、「あっという間の経験でした。私にはすべての瞬間が心に残っていますが、まだこれ(優勝したこと)は完全に理解することが非常に難しいです」とし、自身でも驚きを隠せない様子だ。
それでも、シンデレラストーリーを作った18歳の新鋭は大会中にテニスプレーヤーとしての成長を実感したようだ。「試合中にどんなことが起こりそうなのかはよくわかっていましたが、それでも非常に緊迫した場面がありました。そのような場面を乗り超えたことをとても誇りに思っています」と一定の手ごたえをつかんだという。
そして最後には夢や希望を持つことの大切さについて、子供たちへメッセージを送った。
「テニス選手ではなくても、大きな夢を持てば、どんなことでもできるんだということを伝えたいです。私がすべての子供たちに伝えたいのは、普通の子供であっても、学校に行って普通のことをしていても、何らかの大きな結果を出すことができるということです」
今回の優勝により、全米開幕前に150位だった世界ランキングは23位へと大きくジャンプアップ。女子テニス界に衝撃を与えたラドゥカヌの活躍から目が離せない。
文●中村光佑
【PHOTO】全米オープン2021で活躍した女子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!
今年7月のウインブルドンでグランドスラム本戦デビューを果たし、ベスト16入りと快進撃を見せた18歳のラドゥカヌ。その2ヶ月後に行なわれた全米では予選3試合を含めてすべてストレート勝ちという驚異的な強さで決勝へと勝ち上がった。
迎えた決勝でラドゥカヌは連日のジャイアントキリングで会場を沸かせていた19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/28位)と対戦。四大大会では1999年の全米オープン以来実に22年ぶりとなる10代選手同士での決勝となったが、ここでもラドゥカヌがストレートで勝利し、イギリス人女子選手として44年ぶりのグランドスラム優勝を果たした。また、予選勝者の四大大会制覇は男女を通じて史上初の快挙だ。
海外メディア『puntdebreak.com』によると、全米での優勝について「少しずつですが、実感が湧いてきました」と語ったラドゥカヌ。その一方で、「あっという間の経験でした。私にはすべての瞬間が心に残っていますが、まだこれ(優勝したこと)は完全に理解することが非常に難しいです」とし、自身でも驚きを隠せない様子だ。
それでも、シンデレラストーリーを作った18歳の新鋭は大会中にテニスプレーヤーとしての成長を実感したようだ。「試合中にどんなことが起こりそうなのかはよくわかっていましたが、それでも非常に緊迫した場面がありました。そのような場面を乗り超えたことをとても誇りに思っています」と一定の手ごたえをつかんだという。
そして最後には夢や希望を持つことの大切さについて、子供たちへメッセージを送った。
「テニス選手ではなくても、大きな夢を持てば、どんなことでもできるんだということを伝えたいです。私がすべての子供たちに伝えたいのは、普通の子供であっても、学校に行って普通のことをしていても、何らかの大きな結果を出すことができるということです」
今回の優勝により、全米開幕前に150位だった世界ランキングは23位へと大きくジャンプアップ。女子テニス界に衝撃を与えたラドゥカヌの活躍から目が離せない。
文●中村光佑
【PHOTO】全米オープン2021で活躍した女子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!