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海外テニス

「すごく特別な気分」20歳の怪物シナーが、自身初となる大会2連覇を達成!<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.04

今季3大会で優勝を果たしている20歳のシナー。(C)Getty Images

今季3大会で優勝を果たしている20歳のシナー。(C)Getty Images

 テニス界の新星ヤニック・シナー(イタリア)が、「ソフィア・オープン」(9月27日~10月3日/ブルガリア:ソフィア/インドアハードコート/ATP250)で、自身初となるタイトルのディフェンドに成功した。

 シナーのツアー初優勝は昨年のソフィア・オープン。それから順調に成長し、今年は第1シードとして出場し、連覇に意欲をもやしていた。失セット0で決勝まで勝ち進み、第2シードのガエル・モンフィス(フランス)と対戦。

 シナーは力強いボールを深く打ち続けてモンフィスをベースライン後方にくぎ付けにして、自分のペースに持ち込んだ。世界20位のモンフィスから79分でストレート勝利して、20歳にして大会2連覇を達成した。

「すごく特別な気分」とディフェンドした喜びを会見で語ったシナー。「試合を重ねるにつれて良くなって、今日は試合を通して良いプレーができました。ガエルとの対戦は簡単ではありません。長い長いラリーがあり、フィジカル勝負でもありました。重要な局面で自分の方が少しラッキーだったかも。それに助けられました」と決勝を振り返った。
 
 昨年の19歳でのツアー優勝も快挙だったが、1年後に同大会に第1シードとして戻り、プレッシャーを感じる中で再び優勝できるとは、20歳らしからぬ偉業である。この大会で優勝したことで、シナーは失うポイントがないため、キャリアハイの世界14位を維持している。

「今までのところ、良いシーズンです。今はとても幸せだけど、未来のことも考えなくてはいけません。僕は日々成長しようとしているので、これからにも見守ってください。今シーズンはまだ大きな大会があるから」と、連覇にも浮かれることはない。

 シナーは今季3大会で優勝しているため、上位8名が出場できるツアー最終戦ランキングでは10位に付けている。今年から母国のイタリアで開催されるだけに、これからもポイントを重ねて8位に入りたいところだ。ちなみにイタリア人のマテオ・ベレッティーニは6位で出場圏内にいる。

構成●スマッシュ編集部

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