インディアンウェルズの大会に出場しているアンディ・マリー（イギリス）が、なくしたシューズと、シューズに付いている結婚指輪が戻ってきたことを自身のインスタグラム（＠andymurray）で報告した。

　マリーは練習後にホテルに戻った時、シューズの匂いが気になり、部屋にはバルコニーがなかったため、駐車場の車の下にシューズを一晩置いておくことにした。すると、翌朝そこにはシューズはなかった。

　結婚指輪をシューズのレースに付けたままにしていたので、結婚指輪も一緒になくなってしまったのだ。その件についてSNSで報告し、周囲に助けを求めてもいた。
  　１日もたたないうちに、マリーが再び動画と写真を投稿。動画では、「全てのメッセージと指輪とシューズの話をしてくれた人たちに感謝したい。今日は何本か電話をかけて、ホテルの警備員とも話をした。そして、皆さんにちょっと報告することがある」と前置きして、「信じられないかもしれないけど、結婚指輪とシューズが戻ってきた！　まだひどい匂いだけど帰ってきた」とうれしい報告。

　シューズの匂いを嗅いで、悪臭に顔をゆがめているマリーらしいユニークな写真も一緒に投稿しているが、戻って来た喜びが伝わってくる。それにしても、盗まれたであろうものが、すぐに戻ってくるとは、ソーシャルメディアのプラスの面が発揮されたハプニングだったと言えるかもしれない。

　どういう経緯で戻ってきたのか詳細はわからないが、これで安心して明日行なわれる1回戦に臨めることだろう。そして、プレーと同様に、シューズと結婚指輪にも注目が集まるのは間違いない。

構成●スマッシュ編集部

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