9月末に行なわれた男子テニスの団体戦「レーバー・カップ」に出場後、シーズン終了を発表し、故郷オーストラリアへ帰還した26歳のニック・キリオス(世界ランク97位)。彼は恋人のキアラ・パッサーリさんとアデレードのホテルで隔離生活を過ごしていたが、2人が大喧嘩を繰り広げたため、警察が介入する事態に発展したようだ。
地元オーストラリアの日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」によると、レーバー・カップ期間中、キリオスはパッサーリさんを同伴して開催地のボストンに滞在していた。大会終了後には一緒にオーストラリアに戻り、ホテルで新型コロナウイルス感染対策のための検疫を受けていたという。
ところが、10月7日の木曜日に同ホテルでキリオスとパッサーリさんは大口論となり、通報を受けた南オーストラリア警察が仲裁に入った。調査の結果、両者に犯罪行為等はなかったようだが、最終的にキリオスとパッサーリさんは警察から残りの隔離期間を別々の部屋で過ごすように命じられたのだ。
だが、その後も怒りの収まらない2人はソーシャルメディア上で言い争いを続け、パッサーリさんがその時の様子を自身のインスタグラムのストーリーで公開。キリオスが「お前は毒みたいな奴だ。口を閉じて、俺のことは放っておいてくれ」と言えば、パッサーリさんは「自殺しにいけとでも言っているの? 冗談でしょ? あなたに何が起こっているのかわからないし怖いわ。自分の考え以外のものに対して耳をふさがれているみたいよ」と応戦。依然として険悪なムードが漂っている。
実は2人が公の場で確執を起こしたのは今回が初めてではない。今年2月の全豪オープン開幕直前にも、パッサーリさんはSNS上でキリオスに対する日頃の怒りをあらわにしていた。対するキリオスもインスタグラムで投稿していたパッサーリさんとの写真を多数削除するなど、テニスファンの間でも「お騒がせカップル」としても知られている。
今年7月のウインブルドン以降は出場した6試合でわずか1勝にとどまり、レーバー・カップでの記者会見で近い将来での現役引退を示唆していたキリオス。プライベートが充実していないことも不調の原因だったのだろうか。何はともあれ、まずはキリオスとパッサーリさんの関係が修復することを祈りたい。
文●中村光佑
【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔
地元オーストラリアの日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」によると、レーバー・カップ期間中、キリオスはパッサーリさんを同伴して開催地のボストンに滞在していた。大会終了後には一緒にオーストラリアに戻り、ホテルで新型コロナウイルス感染対策のための検疫を受けていたという。
ところが、10月7日の木曜日に同ホテルでキリオスとパッサーリさんは大口論となり、通報を受けた南オーストラリア警察が仲裁に入った。調査の結果、両者に犯罪行為等はなかったようだが、最終的にキリオスとパッサーリさんは警察から残りの隔離期間を別々の部屋で過ごすように命じられたのだ。
だが、その後も怒りの収まらない2人はソーシャルメディア上で言い争いを続け、パッサーリさんがその時の様子を自身のインスタグラムのストーリーで公開。キリオスが「お前は毒みたいな奴だ。口を閉じて、俺のことは放っておいてくれ」と言えば、パッサーリさんは「自殺しにいけとでも言っているの? 冗談でしょ? あなたに何が起こっているのかわからないし怖いわ。自分の考え以外のものに対して耳をふさがれているみたいよ」と応戦。依然として険悪なムードが漂っている。
実は2人が公の場で確執を起こしたのは今回が初めてではない。今年2月の全豪オープン開幕直前にも、パッサーリさんはSNS上でキリオスに対する日頃の怒りをあらわにしていた。対するキリオスもインスタグラムで投稿していたパッサーリさんとの写真を多数削除するなど、テニスファンの間でも「お騒がせカップル」としても知られている。
今年7月のウインブルドン以降は出場した6試合でわずか1勝にとどまり、レーバー・カップでの記者会見で近い将来での現役引退を示唆していたキリオス。プライベートが充実していないことも不調の原因だったのだろうか。何はともあれ、まずはキリオスとパッサーリさんの関係が修復することを祈りたい。
文●中村光佑
【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔