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国内テニス

大学王座決定試合の関東予選が開催中。男子は王座連覇の記録更新を狙う早稲田と、慶應が順当に出場権を獲得<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.09

新記録の16連覇に向け、順当に大学王座の切符を手にした早稲田大学。エースの白石光(左)は単複で勝利を挙げた。写真:スマッシュ編集部

新記録の16連覇に向け、順当に大学王座の切符を手にした早稲田大学。エースの白石光(左)は単複で勝利を挙げた。写真:スマッシュ編集部

 今年は大学日本一を決める「全日本大学対抗テニス王座決定試合」が2年ぶりに行なわれる(11月8日~12日・愛媛県総合運動公園)。その関東地区予選である「王座出場校決定トーナメント」が現在開催中。10月9日には男子準決勝が行なわれ、早稲田大学と慶應義塾大学がそれぞれ勝利し、王座への切符を手にした。

 例年は関東大学リーグ第1部の1、2位校が王座出場権を得るが、今年はコロナ禍の影響でリーグ戦が開催できず、急遽トーナメントを実施。決勝に進んだ2校が代表となるシステムを採っている。1回戦では明治大学が亜細亜大学に、法政大学が中央大学に勝ち、この日の準決勝では第1シードの早稲田が明治を、第2シードの慶應が法政を破って、順当に王座出場を決めた。

 試合は3セットマッチ(第3セットはマッチタイブレーク)、ダブルスはノーアドバンテージと短縮した形式で行なわれ、無観客、応援部員の声出し禁止などの感染防止対策が取られた。

 早稲田対明治は、ダブルスを2-1とリードした早稲田がシングルスでも勢いを持続し、6本全てを取って計8-1で快勝。一方、法政と対した慶應はD1の羽澤慎二/藤原智也が中川舜祐/太田空に敗れる誤算はあったが、シングルスでしっかり立て直し、S4を落とした以外はいずれもストレート勝ちを収めて7-2で突き放した。

 早稲田は来たる大学王座で、男女を通じて単独最多記録となる16連覇に挑むことになる。石井弥起監督は「もちろん意識はしている。それがあるから頑張るのではなく、常に全力を尽くし、いいモチベーションにしたい」と気を引き締めていた。
 
◆男子準決勝結果

○早稲田大学[8-1]明治大学×
D1:×畠山尚/増田健吾[5-7 4-6]北岡志之/森大地○
D2:○白石/池田朋弥[6-3 6-3]藤永啓人/副田温斗×
D3:○丹下/高畑[6-3 6-3]宮永竜聖/坂井修造×
S1:○白石光[6-0 6-2]河内健×
S2:○丹下将太[6-4 6-2]田中瑛士×
S3:○高畑里玖[6-1 6-2]飯田翔×
S4:○渡部将伍[6-4 6-0]徳航太×
S5:○小久保蓮[6-2 7-5]町田晴×
S6:○山口柚希[0-6 6-2 10-4]太田翔×

○慶應義塾大学[7-2]法政大学×
D1:×羽澤/藤原[1-6 4-6]中川/太田空○
D2:○佐々木/成耀韓[6-2 6-2]佐野/高清水研人×
D3:○白藤/下村[7-6(6) 6-3]守屋達貴/加藤木塁×
S1:○羽澤慎治[6-1 6-3]中川舜祐×
S2:○藤原智也[6-1 6-1]新井翼×
S3:○下村亮太朗[6-4 6-2]矢島淳揮×
S4:×佐々木健吾[6-7(4) 6-4 3-10]佐藤太耀○
S5:○白藤成[6-0 6-2]田中諒弥×
S6:○伊藤竹秋[6-3 6-2]佐野有佑×

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】早慶の選手たちが活躍した関東学生トーナメントスナップ集
 

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