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海外テニス

18歳の全米女王ラドゥカヌが初戦敗退も「負けてよかったと」ときっぱり!<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.10

全米制覇によって一躍有名人になったラドゥカヌは、優勝後の大会で初戦敗退を喫したが落ち込む気配は見られなかった。(C)Getty Images

全米制覇によって一躍有名人になったラドゥカヌは、優勝後の大会で初戦敗退を喫したが落ち込む気配は見られなかった。(C)Getty Images

 今年9月の「全米オープン」で予選から勝ち上がり、頂点に立った18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/22位)。そんなシンデレラガールが全米後に迎えた初戦「BNPパリバ・オープン」(10月7日~17日/アメリカ:インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)に主催者推薦で出場したが、アリアクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ/100位)に2-6、4-6のストレートで敗れた。

 先の全米では思いきりのいいプレーで上位選手らを次々と破ったラドゥカヌ。だが、今回初めてプレーするインディアンウェルズの球足の遅いコートでは、序盤から巧みな配給で揺さぶりをかけてくる相手に対して思うようにペースがつかめず。

 さらにセカンドサービスでは、21本中5ポイントしか獲得できず、ダブルフォールトも通算4本と苦戦。競り合う場面も何度か見られたが、決めたいところでミスを犯し、注目の試合は1時間25分で終戦を迎えた。

 ただ、残念な内容にもかかわらず試合後のラドゥカヌはどこかスッキリしていた。
 
「特に重圧を感じることなく試合には臨めました。相手の方が経験値は上だと言えるし、自分よりもうまくゲームプランを実行していた」と語るラドゥカヌは、「負けてよかったと思います。なぜなら敗戦から多くのことを学ぶことができるからです。私はまだ18歳。自分に対して寛容でいる必要もあるとも感じています」と冷静に語った。

 WTAツアーの本戦に出場するのはこれが3大会目というラドゥカヌは、「とにかく焦らず、最初からやり直すだけ」と自身の立ち位置を口にし、「大局的に見れば、私はこの瞬間(負けたこと)に今後感謝することになるでしょう」とも語っている。

 新たに誕生した18歳の新女王は今後、前向きな姿勢を維持することに集中できるのか。その戦いぶりに注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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