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海外テニス

トップ選手のメディアデイはこんな感じ!人気者チチパスの舞台裏をATPが紹介<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.10

世界3位となりメディア対応時間の1時間がビッシリだったチチパス。(C)Getty Images

世界3位となりメディア対応時間の1時間がビッシリだったチチパス。(C)Getty Images

 インディアンウェルズに第2シードとして出場しているステファノス・チチパス(ギリシャ)。今年の全仏オープンでは初めてグランドスラム決勝の舞台に立ち、3位にまでランキングを上げた23歳だ。実力がトップクラスでイケメンとくれば、人気が出ないわけがない。

 ATP(男子プロテニス協会)の公式サイト『ATPTour.com』が彼のメディア対応の約1時間をリポートしているので紹介しよう。

・4時42分――ZOOMで世界中の記者と大会前の会見。先月末に行なわれたレーバーカップについて「チーム戦は必要だと思う」と、他の選手と夕食に行ったり交流を深めることができたと語った。

・4時58分――『Tennis Channel』のインタビュー。チチパスは子どもの時に車の陰で泣いていたことなど、包み隠さず話した。

・5時17分――TVバルコニー(放送局のクルーが集まった場所)に到着し、ファンに手を振る。ファンからの「もう1度振って」とのリクエストにも快諾。まずは、『ATP Media』のインタビュー。「結果はやっていることが正しければついてくる」と、自身の考えを語る。

・5時27分――すぐ横に移動して、「テニスパラダイスへようこそ」というセリフを録音。

・5時31分――他の放送局のインタビュー。「今年をトップ3以内で終えたい」と抱負を話す。

・5時38分――メディアツアーのラストは、“ボレーチャレンジ”の撮影。
 
 これで終了。お疲れ様でした! 人気者だけあって、分刻みで動いていることがわかる。ここでの取材が記事や映像になって世界中に配信されていくのだ。

 ご覧の通り放送局の占める割合が多いが、放映権料を支払っているのだから当然だろう。そこに大会側のプロモーションも加わってくる。日本開催の楽天オープンでもトップ選手は1時間の予定がびっしりで、個別インタビューを申請しても却下ばかりの苦い思い出がある。
 
 他の大会でも今大会同様にトップ選手は1回戦がバイになっていることが多いので、このメディアデイは大会序盤に組まれる。そのタイミングで報道されれば大会の宣伝になり、観客も増えるというわけだ。

 難しい話題の質問にも考えて丁寧に答えたり、時には冗談も言いながらメディアデイをこなしたチチパス。長いトイレットブレークを取ったとして批判もされていたが、こういうインタビューで彼の良さが伝わっていけばと願う。

 ペドロ・マルチネス(スペイン)との2回戦は、現地10月10日午後6以降(日本時間11日午前10時以降)に組まれている。

構成●スマッシュ編集部

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