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国内テニス

早慶戦で慶應が24年ぶりの歴史的勝利!接戦での勝負強さを見せ、大学王座男子予選で優勝を飾る<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.17

実に24年ぶりに早慶戦に勝った慶應。左からエースの羽澤、単複でフルセットの激戦を制した白藤、1年生で2勝を挙げた下村。写真提供:慶應義塾体育会庭球部

実に24年ぶりに早慶戦に勝った慶應。左からエースの羽澤、単複でフルセットの激戦を制した白藤、1年生で2勝を挙げた下村。写真提供:慶應義塾体育会庭球部

 大学日本一を決める「全日本大学対抗テニス王座決定試合」が、今年は2年ぶりに行なわれる。その関東地区予選である「王座出場校決定トーナメント」は、10月16日に横浜市・慶應義塾大学日吉テニスコートで男子決勝を実施。慶應が早稲田大学を7勝2敗で下し、関東の頂点に立った。早慶戦で慶應が勝利したのは1997年秋以来のことで、実に24年ぶりの歴史的勝利となった。

 今年は大学王座の予選である関東リーグがコロナ禍のため開催できず、急遽トーナメントを創設して、その決勝に進んだ2校が代表となるシステムを採っている。すでに早稲田と慶應は王座出場権を手にしていたが、関東の1位、2位を決めるため決勝を戦った。

 春の早慶戦では2-7で敗れていた慶應だが、この日は接戦での強さが光った。まずダブルスでNo.1の羽澤慎治/藤原智也、No.3の白藤成/下村亮太朗が勝って2-1とリード。特に白藤/下村がファイナルセットのマッチタイブレークを11-9で制したのが大きかった。

 慶應はその勢いをシングルスにもつなげた。No.5は落としたものの、他の試合はシーソーゲームを着実にものにしていく。No.4白藤はファイナル16-14、No.3成耀韓はファイナル10-6の接戦をもぎ取り、結局慶應はフルセットの3試合を全て押さえる勝負強さを見せた。春にエース対決で敗れた羽澤も白石光に快勝し、盤石の戦いぶりで早稲田の追撃を許さなかった。

 慶應と早稲田は、11月8日~12日に愛媛県総合運動公園で行なわれる大学王座に、関東代表として出場する。王座では早稲田が15連覇を続けており、今年は男女を通じて単独最多記録の16連覇なるかどうかが注目される。
 
【男子決勝結果】
○慶應義塾大学[7-2]早稲田大学×
D1:○羽澤/藤原[6-0 7-5]畠山尚/増田健吾×
D2:×成/高木翼[1-6 4-6]白石/池田朋弥○
D3:○白藤/下村[6-4 3-6 11-9]丹下/高畑×
S1:○羽澤慎治[6-4 6-4]白石光×
S2:○藤原智也[6-3 6-3]丹下将太×
S3:○成耀韓[4-6 6-3 10-6]小久保蓮×
S4:○白藤成[6-7(5) 6-3 16-14]渡部将伍×
S5:×伊藤竹秋[3-6 2-6]高畑里玖○
S6:○下村亮太朗[6-2 7-6(6)]山口柚希×

【男子3位決定戦結果】
○明治大学[8-1]法政大学×
(※法政のオーダーミスによりシングルスは明治の全勝)

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】早慶の選手たちが活躍した関東学生トーナメントスナップ集
 

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