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インディアンウェルズの会場ではジュニア時代からよく試合や練習をしていました【日比万葉のプロ活動話】<SMASH>

日比万葉

2021.11.30

「弟の大学の試合に初めて応援に行きました」という日比万葉(写真中央)。右隣が弟。写真:本人提供

「弟の大学の試合に初めて応援に行きました」という日比万葉(写真中央)。右隣が弟。写真:本人提供

 2021年10月の大会結果は、女子テニスツアー「Indian Wells」予選1回戦、$60,000 ITF大会「Rancho Santa Fe」ベスト16でした。

 先月出場したバークレーは土曜日に準決勝で負け、日曜日に車で7時間半かけてIndian Wellsに移動しました。移動日の午後、予選にギリギリ入れたことを知り、月曜日の朝には試合でした。

 通常は3月頃に行なわれる大会ですが、今年はコロナにより10月へ移動され、とても暑かったです。One set allではヒートルールにより10分のお休みが入るくらいの気温でした。

 Indian Wellsの会場は、よくジュニア時代に試合で行っていたのを思い出します。今振り返って思うと、5つ目のグランドスラムと言われている大会のコートで、ジュニアの頃からたくさん試合や練習ができる環境って贅沢だったなと。

 そして、よくジュニアの大会を優勝すると、4人分のIndian Wellsのチケットを貰い、家族で観に行ったりしていました。ファンの皆さんから大人気な大会なので、来年はもっと世界中からファンの方々が観に来られるような世の中になっていればなと願うばかりです。
 
 Rancho Santa Feは片道車で1時間15分ぐらいなので、家から通うことにしました。この大会も通常は2月頃に行なわれている大会でした。

 家から通える大会なので楽しみにしていたのですが、土曜日の練習で脚を痛めてしまいした。ギリギリ本戦に入れたので、水曜日スタートをリクエストし、治療をしながら試合に臨むことに。3日間の治療でだいぶ良くなり、水曜日の1回戦は勝つことができました。ですが、試合での負担が大きく、2回戦では脚の痛みが強く、動きに影響が出てしまいました。

 その後は痛みがなかなか取れず、予定していた次の3大会をやめることになりました。治療とリカバリーに専念し、しっかり治すことに集中することにしました。次に出る大会では、脚の心配をせずに戦えるようにして行きたいです。

~オモシロ・エピソード~
先日祖母から電話がありました。
祖母「万葉ちゃん、筋肉痛大丈夫?」
万葉 「え?筋肉痛?」
祖母「筋肉痛が酷くて、試合をしばらくお休みすると聞いたよ」
万葉「……筋肉痛じゃなくて怪我だよ!」
筋肉痛で試合をやめると言われるとさすがにちょっと恥ずかしいですね。

文●日比万葉
協力・選手に関するお問合せ●株式会社グラムスリー

◆日比万葉/ヒビマヨ
1996年4月3日生まれ。大阪府出身、右利き、片手バックハンド。2歳から米国カリフォルニアで育ち5歳からテニスを始める。サーブ&ボレーも駆使するオールラウンドプレーヤー。2015年全米、2021年全豪で本戦出場。WTAキャリアハイ157位(2020年2月3日)。インスタグラム@mayohibi

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