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国内テニス

パラリンピック金の国枝慎吾が強力なバックアップに謝意!「これがなければ金メダルはないと思いました」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.12.17

ヨネックスより社長賞の特別賞が贈られた国枝慎吾(左)とヨネックスの林田草樹社長。写真:ヨネックス株式会社

ヨネックスより社長賞の特別賞が贈られた国枝慎吾(左)とヨネックスの林田草樹社長。写真:ヨネックス株式会社

 今年8月に開催された東京パラリンピックの男子車いすテニス競技で、2大会ぶり3度目のシングルス金メダルを獲得した国枝慎吾(世界ランキング1位)に、ヨネックス株式会社から社長賞の特別賞が贈られた。同賞は毎年、その活動や活躍によって多大な貢献を果たした社員や契約選手、チームなどを表彰するもので、国枝はその特別賞に選出された。

 12月13日に行なわれた授賞式に出席した国枝は「このような栄誉ある賞を頂きありがとうございます」と述べると今回のパラリンピックについては次のように語った。

「2016年のリオ・パラリンピックの時はヒジの怪我ですごく苦しんで準々決勝敗退でした。そこから再起を図る時に、打ち方を変え、車いすも変え、コーチも変更しました。そして最後に課題だったのがラケットでした。基準としては衝撃がヒジにこないこと。これが最初でした。そして1番はショットの威力とコントロール。これが備わったものが全部同時に手に入らないと今回のパラリンピックの金メダルはないなと思いました。

 その時に声をかけてくれたのがヨネックスで、特に販促の方々には毎日のように足を運んでいただいて、リクエストがあったら次の週には新しいラケットをご用意していただいたりとか、すごくレスポンスが速かったです。そういったことが今回の金メダルにつながったと思ってます」と振り返り、改めて感謝の気持ちを伝えた。
 
 受賞式を終えた翌14日には、ITF(国際テニス連盟)発表の2021年年間最終ランキング1位も確定。国枝は「9度目の世界チャンピオンとなりました。世界チャンピオンは毎年変わらない目標です。初めて世界チャンピオンとなった2007年から月日は経ちますが、こうして更新できるのも応援してくださる皆様のお陰です。有難うございました」と喜びのコメントを発信している。

 新型コロナウイルスの影響でパラリンピックは原則無観客開催となったこともあり「来年はお客さんの前でプレーしたい」と語る国枝は、「それが叶うように僕自身も1日1日自信を深めていきたいと思っています」と来るべき新シーズンに向けて意気込みも語った。

 なお、ヨネックス社長賞の特別賞には国枝のほか、スノーボードの戸塚優斗、ソフトテニスヨネックス男子チームが受賞した。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】東京オリンピック・パラリンピックのテニス競技のメダリストたち
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