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「一度も戦列を離れていないかのようだ」大坂なおみの全豪1回戦での快勝を海外メディアも絶賛<SMASH>

中村光佑

2022.01.17

前哨戦を途中で棄権していた大坂なおみだが、全豪オープン1回戦にストレート勝利。(C)Getty Images

 いよいよ開幕した2022年シーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」(1月17日~30日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)は、現地1月17日に女子シングルス1回戦を実施。ディフェンディングチャンピオンの大坂なおみ(世界ランク14位)がカミラ・オソリオ(コロンビア/同50位)に6-3、6-3で快勝し、2回戦進出へ駒を進めた。

 序盤から持ち味の強烈なストロークで主導権を握った大坂は、第1ゲームから5ゲームを連取するなどオソリオを圧倒して第1セットを先取。迎えた第2セットでも第3ゲームでブレークを奪うと、そのリードを守り切って勝利を収めた。

 メンタルヘルスの不調から復帰して間もないなか、全豪連覇へ向けて好スタートを切った24歳に、海外メディアからも称賛の声が上がっている。

 米テニスメディア『Tennis.com』は「メルボルンに帰ってきたディフェンディングチャンピオンのオオサカがオソリオに勝利」という見出しを付け、「まるで一度も戦列を離れていないかのようなプレーぶりだった」と絶賛。「新進気鋭のコロンビア人選手であるカミラ・オソリオに6-3、 6-3で勝利し、全豪オープンのタイトル防衛に向けて始動した」と報じた。
 
 また、スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』は「オオサカ、開幕戦から好調」と銘打ち、「南米のオソリオにミスをさせられた部分もあったが、ナオミは第1セットを取ると自信を取り戻し、自分のプレーに集中できるようになったことで2回戦に進むことができた」と伝えた。

 試合後に大坂は、「ここ(メルボルン)に戻ってくるのは、いつも特別な感じがするわ」と感慨深げにコメント。そして「今日の私はかなりいいプレーができたと思う」と自画自賛した。

 勝利した大坂は2回戦でマディソン・ブレングル(アメリカ/54位)と対戦する。次戦も大坂らしいパワフルなプレーを見せてもらいたい。

文●中村光佑

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