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大坂なおみ、初優勝した思い出の大会へ主催者推薦で出場決定!「この3月も特別なものになることでしょう」<SMASH>

中村光佑

2022.02.18

グランドスラムに次ぐグレードのインディアンウェルズ大会に主催者推薦で出場することが決まった大坂なおみ。(C)Getty Images

女子テニス世界ランク82位の大坂なおみが、3月9日に開幕する「BNP・パリバオープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)にワイルドカード(主催者推薦)で出場すると正式に決定した。WTA(女子テニス協会)の公式サイトなど複数のメディアが報じている。

 大坂にとってインディアンウェルズは2018年にWTAツアー初優勝を飾った思い出深い舞台だ。当時世界ランク44位で20歳だった彼女は、マリア・シャラポワ(ロシア)やアグニエスカ・ラドワンスカ(ポーランド)に加え、準々決勝でカロリーナ・プリスコワ(チェコ/現4位)、準決勝で当時世界1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現23位)といった名だたるトップ選手を続々と撃破。

 そして迎えた決勝でもダリア・カサキナ(ロシア/現28位)をストレートで下して優勝。自身初のビッグタイトル獲得にもなったこの優勝は大坂が大躍進を遂げるきっかけとなり、同年8月の全米オープンではグランドスラム初制覇を果たした。

 ここ最近はメンタルの不調にも悩まされ、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ先月の全豪オープンでは3回戦敗退を喫した大坂。この結果、世界ランキングは80位台まで降下し、本来であれば来月のインディアンウェルズは予選を勝ち抜く必要があった。だが、今回のワイルドカード獲得により本選ダイレクトインを果たすこととなった。

 日本時間2月18日の早朝にインディアンウェルズの大会主催側は公式ツイッター(@BNPPARIBASOPEN)を更新。本選出場が決定した大坂のコメントを掲載している。

「初めて大きな大会で優勝したインディアンウェルズ・テニスガーデンに戻ってこられるのは(私にとって)特別なことです。2018年も特別な大会になりましたし、この3月も特別なものになることでしょう」

 現在のランキングでは初戦からシード選手と対戦する可能性があるだけに、非常に厳しい戦いを強いられることが予想される。その一方で、シード選手にとっても大坂は当たりたくない存在となることは間違いない。とにかく大坂は相手が誰であってもベストを尽くすだけだろう。

 なお、本大会には先の全豪でグランドスラム3度目の優勝を成し遂げたアシュリー・バーティー(オーストラリア/1位)やアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/2位)、前回覇者のパウラ・バドサ(スペイン/5位)など、全てのトップ10プレーヤーが集結する予定だ。

文●中村光佑

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