現地時間3月8日、ATP(男子プロテニス協会)は今年2月の「メキシコ・オープン」(メキシコ・アカプルコ/ハードコート/ATP500)で危険行為に及んだアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/世界ランク3位)への追加処分を発表した。
ズベレフは現地2月22日にマルセロ・メロ(ブラジル/ダブルス27位)とのペアで出場した男子ダブルス1回戦で、ライン際を捉えた相手のショットに対する主審の「イン」との判定に激怒。そのまま敗れると、怒りに任せて審判台をラケットで数度にわたり殴打し、座っていた主審の右足に当たりそうな場面も見られた。
これを受けてATPは同大会のシングルス2回戦に進んでいたズベレフを棄権扱いとし、40,000ドル(約463万円)の罰金を科した。さらに、シングルスおよびダブルスで得た賞金31,570ドル(約365万円)とランキングポイントも全て没収されている。
これに加え、このほどATPは公式声明を通じてズベレフへ25,000ドル(約289万円)の罰金と8週間にわたるATPツアー大会への出場停止を通告。ただし、この処分には1年間の保護観察期間が設けられており、「2023年2月22日までにズベレフに新たな違反行為が見られなかった場合、罰金と出場停止は共に保留とする」とした。
なお、上記期間中の具体的な「新たな違反行為」については、次のように定めている。
[1]試合中または試合終了時に、審判、対戦相手、観客、その他の人物に対して、無礼な振る舞いや攻撃的な振る舞いをするなどのスポーツマンにふさわしくない行為
[2]コート上または会場での、審判、対戦相手、観客、その他の人に対する暴言または身体的な暴力
その一方でATPは「ズベレフは3月11日金曜日までに、今回の調査結果に対して異議申し立てを行なうことができる」とも公表している。
現段階では3月10日に開幕する「BNPパリバ・オープン」(3月10日~20日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)に出場を予定しているズベレフ。ひとまずは執行猶予となったわけだが、これから彼がどのように改心していくのか注目していきたいところだ。
文●中村光佑
【連続写真】巧みな身体使いから生まれるズベレフの爆速サービス詳細画像
ズベレフは現地2月22日にマルセロ・メロ(ブラジル/ダブルス27位)とのペアで出場した男子ダブルス1回戦で、ライン際を捉えた相手のショットに対する主審の「イン」との判定に激怒。そのまま敗れると、怒りに任せて審判台をラケットで数度にわたり殴打し、座っていた主審の右足に当たりそうな場面も見られた。
これを受けてATPは同大会のシングルス2回戦に進んでいたズベレフを棄権扱いとし、40,000ドル(約463万円)の罰金を科した。さらに、シングルスおよびダブルスで得た賞金31,570ドル(約365万円)とランキングポイントも全て没収されている。
これに加え、このほどATPは公式声明を通じてズベレフへ25,000ドル(約289万円)の罰金と8週間にわたるATPツアー大会への出場停止を通告。ただし、この処分には1年間の保護観察期間が設けられており、「2023年2月22日までにズベレフに新たな違反行為が見られなかった場合、罰金と出場停止は共に保留とする」とした。
なお、上記期間中の具体的な「新たな違反行為」については、次のように定めている。
[1]試合中または試合終了時に、審判、対戦相手、観客、その他の人物に対して、無礼な振る舞いや攻撃的な振る舞いをするなどのスポーツマンにふさわしくない行為
[2]コート上または会場での、審判、対戦相手、観客、その他の人に対する暴言または身体的な暴力
その一方でATPは「ズベレフは3月11日金曜日までに、今回の調査結果に対して異議申し立てを行なうことができる」とも公表している。
現段階では3月10日に開幕する「BNPパリバ・オープン」(3月10日~20日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)に出場を予定しているズベレフ。ひとまずは執行猶予となったわけだが、これから彼がどのように改心していくのか注目していきたいところだ。
文●中村光佑
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