右ヒザのケガで長らく戦列を離れている元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス/現26位)が現地3月19日に自身の公式インスタグラム(@rogerfederer)を更新。手術後初となるヒッティング練習を行なった際の映像を公開し、ファンからも続々と反響が上がった。
2度の右ヒザ手術を経て、昨年3月のカタール・オープンでツアー復帰を果たしたフェデラー。同年5月の全仏オープンではベスト16、7月のウインブルドンでベスト8と完全復活へ歩みを進めていたものの、「グラスコートシーズンでケガを再発してしまった」として3度目の手術を決行した。
その後は出場を予定していた昨夏の東京オリンピックや全米オープンの欠場を表明。8月半ばには自身のSNSを通じて「何カ月もツアーを離れることになる」と公表し、今季も大会には出場していない。そのため、今年1月末に発表された世界ランキングで約21年ぶりにトップ20圏外に陥落し、現在も26位(3月22日付)となっている。
だが、苦境に立たされる中でも40歳のレジェンドはツアー復帰を目標に着々とリハビリを進めてきた。先日行なわれたドイツのタブロイド紙『Schweiz aktuell』のインタビューでは「今後数か月の間にどんどんトレーニングの強度も上げて、2022年の半ばか終わりにカムバックできればと思っている」と発言し、復帰の時期についても見通しを明かしている。
そしてこのほどインスタグラムで投稿したビデオ映像には太陽の光が差し込むコートで5球ほどフォアハンドを打つフェデラーの姿が収められており、コート中に大きなインパクト音が響き渡っているのが分かる。軽めながらも鋭くラケットを振り抜いている様子から、順調に回復しているのは間違いないだろう。
この映像をチェックしたファンからは「待ってたよ!」「あなたの姿を見られてうれしいよ…」「この動画は何時間でも見られる!」など歓喜の声が殺到。また、ジョン・イズナー(アメリカ/23位)や右手首のケガで離脱中のドミニク・ティーム(オーストリア/50位)といった現役選手もいいね!を付けている。
芸術的なプレーで長きにわたってファンを魅了し続けてきたフェデラー。2022年シーズン中にカムバックを果たせることを祈りたいところだ。
文●中村光佑
【動画】フェデラーが投稿したフォアハンドを数球打っている久しぶりのプレー動画
【連続写真】打点直前までリストが先行する、フェデラーのドライブボレー
2度の右ヒザ手術を経て、昨年3月のカタール・オープンでツアー復帰を果たしたフェデラー。同年5月の全仏オープンではベスト16、7月のウインブルドンでベスト8と完全復活へ歩みを進めていたものの、「グラスコートシーズンでケガを再発してしまった」として3度目の手術を決行した。
その後は出場を予定していた昨夏の東京オリンピックや全米オープンの欠場を表明。8月半ばには自身のSNSを通じて「何カ月もツアーを離れることになる」と公表し、今季も大会には出場していない。そのため、今年1月末に発表された世界ランキングで約21年ぶりにトップ20圏外に陥落し、現在も26位(3月22日付)となっている。
だが、苦境に立たされる中でも40歳のレジェンドはツアー復帰を目標に着々とリハビリを進めてきた。先日行なわれたドイツのタブロイド紙『Schweiz aktuell』のインタビューでは「今後数か月の間にどんどんトレーニングの強度も上げて、2022年の半ばか終わりにカムバックできればと思っている」と発言し、復帰の時期についても見通しを明かしている。
そしてこのほどインスタグラムで投稿したビデオ映像には太陽の光が差し込むコートで5球ほどフォアハンドを打つフェデラーの姿が収められており、コート中に大きなインパクト音が響き渡っているのが分かる。軽めながらも鋭くラケットを振り抜いている様子から、順調に回復しているのは間違いないだろう。
この映像をチェックしたファンからは「待ってたよ!」「あなたの姿を見られてうれしいよ…」「この動画は何時間でも見られる!」など歓喜の声が殺到。また、ジョン・イズナー(アメリカ/23位)や右手首のケガで離脱中のドミニク・ティーム(オーストリア/50位)といった現役選手もいいね!を付けている。
芸術的なプレーで長きにわたってファンを魅了し続けてきたフェデラー。2022年シーズン中にカムバックを果たせることを祈りたいところだ。
文●中村光佑
【動画】フェデラーが投稿したフォアハンドを数球打っている久しぶりのプレー動画
【連続写真】打点直前までリストが先行する、フェデラーのドライブボレー