現在開催中の男子テニス・チャレンジャー大会「エニーテック365アンダルシア・オープン」(スペイン・マルベージャ/クレーコート)でようやく実戦復帰を果たした元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア/現50位)。その彼が現地3月30日に更新した自身のSNSで新型コロナウイルスに感染したと公表した。
昨年6月のマヨルカ選手権でフォアハンドを打った際に右手首を負傷して以降、ツアー大会には出場していなかった28歳のティーム。それでも懸命なリハビリを経て、同年10月にはヒッティング練習を再開。だがその後はツアー復帰を表明しながらも大会開幕直前での欠場を繰り返すというもどかしい日々が続いていた。
そして迎えたマルベージャでの待望の復帰戦。第1シードでの出場となったティームは現地3月29日に行なわれた1回戦で228位のペドロ・カチン(アルゼンチン)と対戦し、3-6、4-6のストレートで敗退。復帰戦を白星で飾れなかったものの、試合後には自身のSNSを通じて「テニスをプレーし、大会に再び参加できることがどれほどうれしかったか想像できるだろう」と無事にカムバックを果たせた喜びを語っていた。
完全復活へ向けてさあこれからというところで、彼は再び不運に見舞われてしまった。このほど公式SNSで「昨夜、夕食後に気分が悪くなり、良い夜を過ごせなかった」と明かしたティームは、「軽い症状が出た後、今朝検査を受けることを決めた。その結果、新型コロナの陽性反応を示してしまった」と報告。
同投稿では「最近、良いニュースが長続きしないような気がする……」と複雑な心境も綴った一方で、最後には「あとは経過を見るしかない。またお知らせします。皆さん、応援よろしくお願いします」と締めくくった。
現段階では数日後に開幕する「ハッサン2世グランプリ」(4月4日~10日/モロッコ・マラケシュ/クレーコート/ATP250)への出場を予定しているティーム。実戦感覚を取り戻すために試合数を重ねていくことは必要だが、症状が出てしまった以上無理は禁物だろう。まずは一刻も早い回復を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真
昨年6月のマヨルカ選手権でフォアハンドを打った際に右手首を負傷して以降、ツアー大会には出場していなかった28歳のティーム。それでも懸命なリハビリを経て、同年10月にはヒッティング練習を再開。だがその後はツアー復帰を表明しながらも大会開幕直前での欠場を繰り返すというもどかしい日々が続いていた。
そして迎えたマルベージャでの待望の復帰戦。第1シードでの出場となったティームは現地3月29日に行なわれた1回戦で228位のペドロ・カチン(アルゼンチン)と対戦し、3-6、4-6のストレートで敗退。復帰戦を白星で飾れなかったものの、試合後には自身のSNSを通じて「テニスをプレーし、大会に再び参加できることがどれほどうれしかったか想像できるだろう」と無事にカムバックを果たせた喜びを語っていた。
完全復活へ向けてさあこれからというところで、彼は再び不運に見舞われてしまった。このほど公式SNSで「昨夜、夕食後に気分が悪くなり、良い夜を過ごせなかった」と明かしたティームは、「軽い症状が出た後、今朝検査を受けることを決めた。その結果、新型コロナの陽性反応を示してしまった」と報告。
同投稿では「最近、良いニュースが長続きしないような気がする……」と複雑な心境も綴った一方で、最後には「あとは経過を見るしかない。またお知らせします。皆さん、応援よろしくお願いします」と締めくくった。
現段階では数日後に開幕する「ハッサン2世グランプリ」(4月4日~10日/モロッコ・マラケシュ/クレーコート/ATP250)への出場を予定しているティーム。実戦感覚を取り戻すために試合数を重ねていくことは必要だが、症状が出てしまった以上無理は禁物だろう。まずは一刻も早い回復を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真