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世界1位のシフィオンテクが得意のクレーで優勝し23連勝「この連勝を続けるためにはハードワークが必要」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.04.25

4大会連続優勝を果たした20歳のシフィオンテク。(C)Getty Images

 女子テニス世界1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、「ポルシェ・グランプリ」(4月18日~24日/ドイツ:シュツットガルト/クレーコート/WTA500)で優勝し、23連勝と強さを見せている。

 シフィオンテクは現地4月24日にシングルス決勝を戦い、第3シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク4位)に6-2、6-2のストレートで勝利し、4大会連続優勝を果たした。

 2月に開催されたドーハの大会で優勝すると、インディアンウェルズとマイアミを続けて優勝する「サンシャイン・ダブル」を達成。グランドスラムに次ぐグレードのWTA1000大会で3連勝し、ハードコートでも勝てることを証明して、マイアミ大会後に1位の座に就いている。

 その後、国別対抗戦の「ビリー・ジーン・キング・カップ」にポーランド代表として出場して2試合に快勝。シフィオンテクが得意とするクレーシーズンを迎えることになった。今大会は彼女にとって今季初のクレー大会となったが、順調にサーフェスに適応できたようだ。
 
 この連勝にシフィオンテクは「本当に信じられない。数年前はこのグループに入れるなんて思ってもいなかった。この(連勝リストの)選手たちは子どもの頃に手本にしていた選手たちです」と、自身も結果に驚いている様子。

「自分を誇りに思うし満足しています」と言いながらも、「今確実なことは、この連勝を続けるためにはハードワークが必要ということ。そして、1試合1試合を大切に戦っていきたい」と気をひきしめている。

 2000年以降で23連勝は大坂なおみとタイで9番目の長さ。最長連勝記録はビーナス・ウィリアムズの35だ。

 シフィオンテクが決勝で圧倒的な強さを発揮している点も注目したい。初のツアー決勝は2019年の17歳の時で、その時は敗北を喫しているが、それ以降7連勝。それも1セットも落とすことなく、相手に合計で5ゲームしか与えていないのだ。

 20歳の世界1位がこのクレーシーズンで、どれほどの活躍をするのか、楽しみに見守っていこう。

構成●スマッシュ編集部

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