テニス界の絶対王者として知られるノバク・ジョコビッチ(世界ランキング1位/セルビア)が、母国で開催された「セルビア・オープン」(4月18日~24日/セルビア・ベオグラード/クレーコート/ATP250)の決勝でアンドレイ・ルブレフ(8位/ロシア)に2-6、7-6(4)、0-6のフルセットで敗れた。
今大会の第1シードとして参戦した現王者は、まず初戦で3時間21分に及ぶフルセットを戦うと、続く準々決勝と準決勝もフルセットにもつれ込む競り合いを強いられる。ハードコートと比べて体力の消耗が大きいクレーコートでの戦いは、今季3大会目となるジョコビッチの武器であるスタミナを容赦なく削りとった。
24日に迎えた決勝。ジョコビッチは粘り強い打ち合いを得意とするルブレフを相手に第1セットを失うも、続く第2セットはタイブレークの末に奪い返しセットオールとした。
だが、「第2セットの終わりまではあまり疲れを感じなかった」が、ファイナルセットに入ると思うように身体が動かず。「ガス欠になって、それ以上の戦いができなくなった」ことで1ゲームも奪えないまま敗戦を喫した。
母国の大会を勝利で終わることができなかったジョコビッチ。とはいえ試合後の記者会見では「地元の観客の前で決勝を戦えたのだから、この結果をポジティブに考えたい」とコメント。そして「決勝までのタフな3セットバトルを勝ち抜けたことは、今後の戦いにつながると思っている」と次なる戦いを前に収穫も口にした。
新型コロナウイルスのワクチン未接種により、全豪オープン開幕直前に国外追放となったジョコビッチ。その後はワクチン未接種でもエントリー可能な大会を選んで戦いを継続しているが、例年どおりのペースで大会がこなせないことが、コンディションづくりにも悪影響を及ぼしているようだ。
次なる戦いは「マドリード・オープン」(5月1日~8日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)。グランドスラムに次ぐグレードの大会だけに、エントリーリストには今回のセリビア・オープンよりもハイレベルな選手が顔をそろえる。
「ゆっくりだが、確実に前に進んでいる」と語るジョコビッチは、果たしでマドリードでどんな戦いを見せるのか。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショットをお届け!
今大会の第1シードとして参戦した現王者は、まず初戦で3時間21分に及ぶフルセットを戦うと、続く準々決勝と準決勝もフルセットにもつれ込む競り合いを強いられる。ハードコートと比べて体力の消耗が大きいクレーコートでの戦いは、今季3大会目となるジョコビッチの武器であるスタミナを容赦なく削りとった。
24日に迎えた決勝。ジョコビッチは粘り強い打ち合いを得意とするルブレフを相手に第1セットを失うも、続く第2セットはタイブレークの末に奪い返しセットオールとした。
だが、「第2セットの終わりまではあまり疲れを感じなかった」が、ファイナルセットに入ると思うように身体が動かず。「ガス欠になって、それ以上の戦いができなくなった」ことで1ゲームも奪えないまま敗戦を喫した。
母国の大会を勝利で終わることができなかったジョコビッチ。とはいえ試合後の記者会見では「地元の観客の前で決勝を戦えたのだから、この結果をポジティブに考えたい」とコメント。そして「決勝までのタフな3セットバトルを勝ち抜けたことは、今後の戦いにつながると思っている」と次なる戦いを前に収穫も口にした。
新型コロナウイルスのワクチン未接種により、全豪オープン開幕直前に国外追放となったジョコビッチ。その後はワクチン未接種でもエントリー可能な大会を選んで戦いを継続しているが、例年どおりのペースで大会がこなせないことが、コンディションづくりにも悪影響を及ぼしているようだ。
次なる戦いは「マドリード・オープン」(5月1日~8日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)。グランドスラムに次ぐグレードの大会だけに、エントリーリストには今回のセリビア・オープンよりもハイレベルな選手が顔をそろえる。
「ゆっくりだが、確実に前に進んでいる」と語るジョコビッチは、果たしでマドリードでどんな戦いを見せるのか。
構成●スマッシュ編集部
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