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イズナー&シュワルツマンの身長差38センチの凸凹コンビが初タッグで初勝利!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.05.10

208センチのイズナー(左)と170センチのシュワルツマン(右)。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「イタリア国際」(5月8日~15日/イタリア:ローマ/クレーコート/ATP1000)は現地5月9日にダブルス1回戦が行なわれ、ジョン・イズナー(アメリカ)/ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)組が5-7、6-3、10-1で、サンティアゴ・ゴンザレス(メキシコ)/アンドレス・モルテニ(アルゼンチン)組から勝利を挙げた。

 身長208センチのイズナーと170センチのシュワルツマンの身長差は38センチ。シュワルツマンの身長はイズナーの肩よりも低いぐらいで、試合中の普通にハイタッチする姿もなんだか微笑ましく見える。

 今回初めてタッグを組んだ凸凹コンビは、第1セットを落とすものの、徐々に本領を発揮。得意なプレーは当然ながら全く違い、その対照的なプレーがうまく機能し始めて、第2セットを取るとマッチタイブレークは圧倒して初タッグで初勝利を挙げた。
 
  ATPツアーの公式ツイッターが2人の身長差がわかる写真を公開すると、それを見たファンから「このペアリング好き。彼らのダブルスが見たい」との楽しそうなコメントや他のスポーツで身長差のある写真を投稿したりと盛り上がりを見せている。一方で冷静に「ATPツアーには他にも西岡やエバンス、べランキスなど背が高くない選手がいる。別に面白がることだと思わない」とコメントする人も。

 今回は身長差ペアで話題になっているが、イズナーはダブルスでも好成績を収めている選手だ。マスターズ1000のインディアンウェルズでは同郷のジャック・ソックと、マイアミではフベルト・フルカチュ(ポーランド)と組んで優勝し、サンシャインダブルを達成している。マドリードでもフルカチュと組んで準決勝に進出した。シングルスの27位に対し、現在はダブルスで22位にまで順位を上げている。

 ソックもフルカチュも強力なサービスが持ち味で、今回のシュワルツマンとはかなりタイプが違う。この凸凹コンビがどこまで活躍できるかは未知数だ。しかし、2人がペアを組むとなるとちょっと見てみたいと思うのも事実。こういう魅力的なペア出現はこれからも期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】イズナーとシュワルツマンの身長差がわかる試合中と試合後の写真