現地6月3日に行なわれたテニス四大大会「全仏オープン」の男子シングルス準決勝で、右足首負傷による無念の途中リタイアを余儀なくされた世界3位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)。多くのファンの間で心配の声が上がっていた中、4日に自身の公式インスタグラム(@alexzverev123)を更新し、検査結果を公表した。
決勝進出を懸けた大一番で全仏13度の優勝を誇る元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現5位)と対戦したズべレフは、94分にも及ぶ大接戦の末に第1セットを落としたものの、その後も赤土の王者を相手に互角の打ち合いを展開。
ところが互いに4度のブレークを取り合って迎えた第2セット第12ゲーム、ズべレフはフォアハンド側に打たれたショットを追いかけた際に右足首を激しくひねってしまい、声を上げて悶絶。車いすで一旦退場した後、メディカルタイムアウトを経て松葉杖をつきながら再びコートに姿を現したが、最終的に主審へ棄権を表明し、準決勝敗退となった。
試合直後に更新したインスタグラムのストーリーズでは「非常に深刻なケガのようです」と明かしていたズべレフ。今回の新たな投稿では「最初のメディカルチェックを受けたところ、右足の複数の外側靭帯を切ってしまっているとのことです」と検査結果を報告。
今後については「月曜日にドイツに帰り、より詳しく検査をする予定です。その上でメディカルチームと一緒に早く回復するための最良の方法を決定します」と綴った。
そして最後は「昨日(3日)からずっと世界中の皆さんからもらっている温かいメッセージに感謝しています。皆さんが応援してくれることは今の僕にとって大きな意味を持ちます」とファンへの感謝の言葉で締めくくった。
なおテニス系海外メディア『UBITENNIS』によると、今回のような右足首の怪我の回復には平均で6週間を要するという。そのため出場を予定していた今月末開幕のウインブルドン(6月27日~7月10日/イギリス・ロンドン/芝/グランドスラム)はもちろん、回復具合によっては今夏の北米ハードコートシーズンでのツアー復帰も微妙な状況だ。
今回の全仏では苦しみながらも何とか勝ち上がったズベレフ。悲願のグランドスラム初優勝も見え始めていただけに、最後までプレーできなかった悔しさは計り知れない。まずは1日も早く元気な姿でコートに戻れるよう、治療に専念してもらいたいところだ。
文●中村光佑
【連続写真】巧みな身体使いから生まれるズベレフの爆速サービス詳細画像
決勝進出を懸けた大一番で全仏13度の優勝を誇る元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現5位)と対戦したズべレフは、94分にも及ぶ大接戦の末に第1セットを落としたものの、その後も赤土の王者を相手に互角の打ち合いを展開。
ところが互いに4度のブレークを取り合って迎えた第2セット第12ゲーム、ズべレフはフォアハンド側に打たれたショットを追いかけた際に右足首を激しくひねってしまい、声を上げて悶絶。車いすで一旦退場した後、メディカルタイムアウトを経て松葉杖をつきながら再びコートに姿を現したが、最終的に主審へ棄権を表明し、準決勝敗退となった。
試合直後に更新したインスタグラムのストーリーズでは「非常に深刻なケガのようです」と明かしていたズべレフ。今回の新たな投稿では「最初のメディカルチェックを受けたところ、右足の複数の外側靭帯を切ってしまっているとのことです」と検査結果を報告。
今後については「月曜日にドイツに帰り、より詳しく検査をする予定です。その上でメディカルチームと一緒に早く回復するための最良の方法を決定します」と綴った。
そして最後は「昨日(3日)からずっと世界中の皆さんからもらっている温かいメッセージに感謝しています。皆さんが応援してくれることは今の僕にとって大きな意味を持ちます」とファンへの感謝の言葉で締めくくった。
なおテニス系海外メディア『UBITENNIS』によると、今回のような右足首の怪我の回復には平均で6週間を要するという。そのため出場を予定していた今月末開幕のウインブルドン(6月27日~7月10日/イギリス・ロンドン/芝/グランドスラム)はもちろん、回復具合によっては今夏の北米ハードコートシーズンでのツアー復帰も微妙な状況だ。
今回の全仏では苦しみながらも何とか勝ち上がったズベレフ。悲願のグランドスラム初優勝も見え始めていただけに、最後までプレーできなかった悔しさは計り知れない。まずは1日も早く元気な姿でコートに戻れるよう、治療に専念してもらいたいところだ。
文●中村光佑
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