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海外テニス

ギリシャのチチパスがATP最終戦、初出場で初優勝!負けたティームも「信じられない試合だった…」

スマッシュ編集部

2019.11.18

最終戦初出場で優勝を果たしたチチパス。21歳3ヵ月での最終戦優勝は、レイトン・ヒューイットが20歳で優勝した2001年以降では最年少。(C)Getty Images

最終戦初出場で優勝を果たしたチチパス。21歳3ヵ月での最終戦優勝は、レイトン・ヒューイットが20歳で優勝した2001年以降では最年少。(C)Getty Images

 11月10日~17日までの1週間、男子は「Nitto ATPファイナルズ」がイギリス・ロンドンで行なわれた。

 決勝では、第6シードのチチパスが、第5シードのティームに、6-7(6) 6-2 7-6(4)の逆転勝ちを収め、大会初出場にして初優勝を果たした。21歳3ヵ月での最終戦優勝は、レイトン・ヒューイットが20歳で優勝した2001年大会以降では最年少。今週5試合で賞金265万6000ドルと1300ポイントを獲得した。

 試合時間は2時間35分。ウィナー数はチチパスが34本、ティームが33本と僅差だったが、アンフォーストエラー数は16本、40本と大差がついた。

 ギリシャ人として初めての最終戦出場を果たしたチチパスは、メドベージェフ、A・ズべレフに勝利し、グループリーグ1位通過。準決勝ではフェデラーをストレートで破る快進撃を見せていた。この優勝で今季3回目、通算4回目のツアータイトルとなった。今年8月のロジャースカップから5大会連続で初戦敗退をするなど、苦しい時期もあったが、今大会で改めて強さを発揮した。

 オンコートインタビューでチチパスは、「大きな大会の決勝で、第1セットはナーバスになっていた。第2セットはどうやって良いプレーができたかよくわからない。心は落ち着いていたし、あまり考えていなかったと思う。これが良いパフォーマンスに繋がった」と試合を振り返った。「応援が私にたくさんのエネルギーをくれた。ギリシャの旗を持って私をサポートしに来てくれた(ファンの)一人一人に感謝したい。これほど多くのサポートを受けたことは初めてだった。」

 惜しくも準優勝となったティームは、「信じられない試合だった。あなたは本当にタイトルに値する素晴らしい選手。今後も素晴らしい決勝戦ができるといいと思う」とコメントを残した。
■11月10日週の試合結果■
【男子】
●Nitto ATPファイナルズ
開催地:ロンドン(イギリス)
賞金総額:900万ドル
S・チチパス[6](ギリシャ)6-7(6) 6-2 7-6(4) D・ティーム[5](オーストリア)

■11月18日週のツアースケジュール■
【男子】●デビスカップ2019決勝ラウンド(11月18日~25日)

構成●スマッシュ編集部
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