アラブ人女性テニスプレーヤーとして “初”の記録を数多く打ち立ててきたオンス・ジャバー(チュニジア/世界ランキング2位)が、また1つ新たな栄誉を付け加えた。
テニス四大大会「ウインブルドン」は現地7月5日に女子シングルス準々決勝を行ない、マリー・ボウズコワ(チェコ/66位)と対戦した第3シードのジャバーは、3-6、6-1、6-1で逆転勝利。アラブ人選手として男女を通じて初めてグランドスラムのベスト4入りを果たした。
4回戦まで1セットも失うことなく快勝を続けてきたジャバーだが、この日はボウズコワの攻めに押されて第1セットを落としてしまう。しかし第2セット以降は積極的なプレーに転じ、コートを広く使ったショットで相手を振り回して、1時間47分の熱戦をモノにした。
「マリー(ボウズコワ)がポイントを取るために仕掛けてくるのはわかっていた。彼女は才能あるプレーヤー。私は第2セットで目が覚めて、第3セットでプレーの質を上げることができたのが良かった」と勝因を語ったジャバー。
これまでジャバーのグランドスラムでの最高成績は、2020年全豪オープンと昨年のウインブルドンで記録したベスト8だったが、3度目の挑戦で見事その壁を乗り越えた。「とっても、とってもハッピーだわ。このコート(ウインブルドンのセンターコート)にはとても愛着があるから、特にここで勝てたことがうれしい」と、初の4強を素直に喜んだ。
27歳のジャバーは、20年全豪でアラブ人女性として初のGS8強をマーク。21年には男女を通してアラブ人初の世界ランク10位入りを果たし、さらにアラブ人女性初のWTAツアー優勝も飾っている。
「この旅がまだ続くことを願っているわ」と言うジャバー。現地7月7日に行なわれる準決勝では、34歳で2児の母であるタチアナ・マリア(ドイツ/103位)と対戦する。記録をさらにプラスすることができるか、注目だ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ジャバーはじめウインブルドン2022で活躍している女子選手たちの厳選写真
テニス四大大会「ウインブルドン」は現地7月5日に女子シングルス準々決勝を行ない、マリー・ボウズコワ(チェコ/66位)と対戦した第3シードのジャバーは、3-6、6-1、6-1で逆転勝利。アラブ人選手として男女を通じて初めてグランドスラムのベスト4入りを果たした。
4回戦まで1セットも失うことなく快勝を続けてきたジャバーだが、この日はボウズコワの攻めに押されて第1セットを落としてしまう。しかし第2セット以降は積極的なプレーに転じ、コートを広く使ったショットで相手を振り回して、1時間47分の熱戦をモノにした。
「マリー(ボウズコワ)がポイントを取るために仕掛けてくるのはわかっていた。彼女は才能あるプレーヤー。私は第2セットで目が覚めて、第3セットでプレーの質を上げることができたのが良かった」と勝因を語ったジャバー。
これまでジャバーのグランドスラムでの最高成績は、2020年全豪オープンと昨年のウインブルドンで記録したベスト8だったが、3度目の挑戦で見事その壁を乗り越えた。「とっても、とってもハッピーだわ。このコート(ウインブルドンのセンターコート)にはとても愛着があるから、特にここで勝てたことがうれしい」と、初の4強を素直に喜んだ。
27歳のジャバーは、20年全豪でアラブ人女性として初のGS8強をマーク。21年には男女を通してアラブ人初の世界ランク10位入りを果たし、さらにアラブ人女性初のWTAツアー優勝も飾っている。
「この旅がまだ続くことを願っているわ」と言うジャバー。現地7月7日に行なわれる準決勝では、34歳で2児の母であるタチアナ・マリア(ドイツ/103位)と対戦する。記録をさらにプラスすることができるか、注目だ。
構成●スマッシュ編集部
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