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海外テニス

ウインブルドン4連覇のジョコビッチ、帰国翌日にボスニアの「ピラミッド」コートへ直行!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.07.15

ウインブルドンでの戦いを終えたばかりのジョコビッチがボスニアのピラミッド公園に新設されたコートのオープニングイベント(写真)に参加した。(C)Getty Images

ウインブルドンでの戦いを終えたばかりのジョコビッチがボスニアのピラミッド公園に新設されたコートのオープニングイベント(写真)に参加した。(C)Getty Images

 ウインブルドンで4大会連続7度目の優勝を果たしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)。今大会ではポイントが加算されないため、7月11日発表のATPランキングでは順位を7位まで落としているが、実力的には「王者」にふさわしい強さを証明した。

 そんなジョコビッチは7月12日に母国へ凱旋帰国すると、休む暇もなく翌13日には隣国のボスニア・ヘルツェゴビナへ移動。同国中心部の町、ビソコにある「太陽のピラミッド公園」に新設されたテニスセンターのオープニングイベントに出席した。

 丘陵に作られたコートには宿泊施設も併設される本格的なトレーニングセンターで、イベントにはジョコビッチのほか、イワン・ドディク(クロアチア)やアリアス・ベネデ(スロベニア)、地元ボスニアのアルディン・セキッチらが集結。プロならではの迫力のプレーに加え、子どもたちを交えた笑いの絶えないゲームなどが催された。

 テニスコートはその名のとおり古代人が作ったとされるピラミッドの近くに完成したが、ジョコビッチはテニスコートができる前の2020年ごろから同地を訪れるようになり、公園内の地下トンネルでは瞑想にふけることもあるという。
 
「私にとってここは地球上で最もパワフルなエネルギースポットの一つで、テニスはもちろんですが、人生における新たな挑戦への力を与えてくれる場所でもあります」と地元メディアに語るジョコビッチは、ウインブルドンでの激戦で疲弊した身体とメンタルを癒すように、コート上では終始笑顔でイベントを楽しんだ。

 かつて世界中の人たちの健康維持を手助けするため、自ら『The Self-Mastery Project』と命名したプロジェクトを立ち上げ、スピリチュアルな内容の動画をSNSにアップするなど、一般的なテニス選手とはまた違った一面も併せ持つジョコビッチ。新型コロナワクチンの接種拒否も、そうした考え方の表れとも言われている。

 全豪オープン直前に国外退去となってからは、「精神とメンタルのバランスをとることに苦労した」というジョコビッチだが、自身が幼少のころから憧れ続けてきたウインブルドンで再び戴冠を果せたことは大きな弾みになるだろう。自身が信じるパワースポットで充電を果たした今、シーズン後半戦へ向けて戦いの準備を整えていくはずだ。

構成●スマッシュ編集部

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