2019年大会以来、３年ぶりに開催が予定されている「楽天ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022」。10月３日(月)から９日(日)まで、東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コートを舞台に行なわれるが、その主な出場予定選手が主催の公益財団法人 日本テニス協会から発表された。

　まず注目は、昨年の東京オリンピックで男子シングルス金メダルを獲得し、現在ATPランキング２位につけるアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）。先の全仏オープンで右足首靭帯断裂の重傷を負い、今はリハビリに励む日々だが、順調に回復に向かっており、一部報道では全米オープン出場も「諦めていない」という。ゲンのいい有明で、再びベストパフォーマンスを披露してほしいところだ。

　全仏オープンで準優勝し、自己最高５位をマークするなど、成長著しいキャスパー・ルード（ノルウェー／現６位）もリストに名を連ねる。日本の大会に出るのはプロになって初めて。どんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。
  　そして日本期待の錦織圭（160位）も出場予定だ。股関節の故障で昨年の秋以来ツアーを離れているが、現在のところ全米前哨戦の「ウインストンセーラム・オープン」のワイルドカードを獲得している。秋の楽天オープンではよりコンディションが良くなっているはず。2012、14年と、２度の制覇を成し遂げているこの大会で、完全復活を期待したい。

　なお楽天オープンは、「ATP500シリーズ」として男子シングルス32名、同ダブルス16組で行なわれるほか、「ITF車いすテニスツアー２シリーズ」として車いす競技も男子単８名、同複４組のドローで同時開催される。こちらの方には、東京パラリンピックで男子シングルス金メダルを獲得した国枝慎吾が出場予定。今季グランドスラム３連勝中の国枝が、東京で王者のプレーを見せてくれる。

構成●スマッシュ編集部

※楽天オープンの大会グレードとルードの戦績を誤って表記しており、訂正しました。

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