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焦って打ち急ぎフォールトになる…。自分のリズムを取り戻す方法【テニスレッスン|緊張してもサービスが入るコツ1】

スマッシュ編集部

2019.11.22

コツを教えてくれた守屋宏紀(左)と今井慎太郎(右)。写真:THE DIGEST写真部

コツを教えてくれた守屋宏紀(左)と今井慎太郎(右)。写真:THE DIGEST写真部

 試合で緊張するとサービスがいつも以上に入らなくなる…。そんな悩みを持つ人は多いだろう。重要な試合を戦い抜かなくてはいけないプロは、どうやって緊張と向き合って、対処しているのだろうか? 現役選手に自分が実行しているコツを聞いた。

 守屋宏紀は、サービスのリズムと呼吸を合わせることを意識していると言う。
「緊張する場面ではどうしても力が入ってしまうので、サービスを打つリズム(タイミング)を自分の中でイメージし、それに合わせて呼吸することも意識しています。力みを取るために呼吸を意識するようにしたら、フィーリングが良かったため続けています」

 具体的に、どのようなことを行なえば、リズムが合うのだろうか?「サービスを打つ前に息を吸って、吐く。トスを上げるタイミングで息を吸ってリズムを合わせています。これは 緊張した場面だけではなく、常に自分のペースを確認することにも使えると思います。緊張して焦ったり、力が入ってしまう場面でも、呼吸とリズムを意識することで、身体も大きく使えるようになりました」。
 
 今井慎太郎は緊張すると「通常よりもリズムが速くなる傾向がある」という。これは一般プレーヤーにも多い症状だろう。そういう時には、「ポイントの間に深呼吸をして、1回リズムをリセットするように」しているそうだ。深呼吸をすることで、速くなりがちな動きを、通常の動きに戻すことができる。

 また、技術的には「場面や相手のタイプなどによって、確率良く入れるか、勝負をかけるかが変わってくるので、一概には言えませんが、一般の方にアドバイスするとしたら、ネットのフォールトだけはしないようにということです。ネット上の高い所を通す意識で回転をかけ、ループな軌道を頭の中にイメージして打つと、確率が上がってくると思います」といったことが大切だ。

 今井は、「とにかくネットは一番良くない」と言う。「焦ると手打ちになってネットが増えてきますが、上の方を通すように意識すると、自然と腕が振れて、身体もいい使い方ができるようになります」。サービスを入れたい時こそ上から打ち下ろすのではなく、ネットの上を通す意識で、フォールトを回避しよう。

構成●スマッシュ編集部 
 

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