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海外テニス

西岡良仁が前週大会の優勝&準優勝者を破ってシティOPベスト16入り!「裏優勝は僕」とジョークも<SMASH>

中村光佑

2022.08.04

西岡はブルックスビー、デミノーと、前週のアトランタOPのファイナリスト2人を連破して快進撃を続ける。(C)Getty Images

西岡はブルックスビー、デミノーと、前週のアトランタOPのファイナリスト2人を連破して快進撃を続ける。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「シティ・オープン」(8月1日~7日/アメリカ・ワシントンDC/ハードコート/ATP500)は現地8月3日にシングルス2回戦が行なわれ、世界ランク96位の西岡良仁が登場。第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/21位)を3-6、7-6(6)、6-2の逆転で下し、同大会3年ぶり2度目のベスト16進出を決めた。

 今大会初戦では先週のアトランタ・オープンで準優勝を収めた地元勢のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/37位)にストレートで快勝した西岡。偶然にもそのブルックスビーとアトランタ決勝で対戦し、ツアー通算6度目の優勝を飾ったデミノーと2回戦で顏を合わせることになった。

 デミノーに過去2勝0敗と相性の良さを見せている西岡だが、この日の2回戦は第6ゲームで先にブレークを献上する苦しい展開。自身はリターンゲームで1度もブレークチャンスをつかめず、早々に第1セットを落とす。

 第2セットでは序盤の第4ゲームでブレークを果たすも、直後の第5ゲームから4ゲーム連取を許すことに…。
 
 それでもデミノーのサービングフォーザマッチで起死回生のブレークバックに成功し、タイブレークでもマッチポイントを握られながら驚異の粘りで絶体絶命のピンチを切り抜け、勝負の行方はファイナルセットへ。息を吹き返した西岡が計3度のブレークを奪い、2時間35分の大接戦を制した。

 テニスストリーミングサイト『Tennis TV』は公式ツイッター(@TennisTV)を更新し、アトランタの決勝進出者2人を連破した西岡を称賛。「先週のアトランタ大会のファイナリストとチャンピオンを開幕2連戦で退けた。マッチポイントをセーブし、デミノーに3-6、7-6、6-2で勝利した」と大々的に伝えている。

 その後、見事な逆転勝利で対デミノー3連勝を飾った西岡は自身の公式ツイッターで上記の投稿を引用リツイートし、「今年のアトランタ裏優勝は僕。250点プラスで欲しい」とジョークを交えながら喜びを表現した。

 3回戦では第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア/24位)と対戦する西岡。難敵ではあるが、この勢いでまだまだ突っ走ってほしいところだ。

文●中村光佑

【PHOTO】西岡良仁ら、ウインブルドン2022に挑んだ日本人選手たち
 
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