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ズベレフが幼少期から患う1型糖尿病を告白。闘病を支援する財団の設立も発表「成功を収めた今なら可能だ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.08.07

病と闘いながらも、ATPファイナルズ2勝や東京オリンピック金メダルといった、輝かしい活躍を続けてきたズベレフ。(C)Getty images

 男子テニス世界ランク2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、幼少より患う1型糖尿病との闘病生活を告白。さらに同じ症状に苦しむ子どもたちを助けるために『アレクサンダー・ズベレフ財団』の設立を発表した。

 海外メディア『sportskeeda』によると、4歳の頃から1型糖尿病と戦ってきたというズベレフは「子どものころから、この病気とうまく付き合っていくことができるということを示したいと思っていた」とコメント。

 さらに「それから数年が経ち、成功を収めた今なら、それが可能だと感じています」と、病と闘いながら多くを成し遂げてきた自身の姿が、同じ糖尿病を患う子どもたちの活力に繋がればという思いを明かした。
 
 また、ズベレフは8月6日に自身のインスタグラムを更新。「本日、アレクサンダー・ズベレフ財団が正式に発足しました。1型糖尿病の子どもたちを支援し、健康でアクティブな生活を送ることで2型糖尿病を予防する手助けをします。私たちの使命は発展途上国の子どもたちや、困っている人たちにインスリンなどの医薬品を提供することです」と財団の発足と活動内容について綴っている。

 6月の全仏オープンで右足首靭帯断裂の重傷を負い、現在はツアー復帰に向けたリハビリに励んでいるズベレフ。財団による支援と合わせて、コート上での素晴らしいプレーでも、多くの人々に勇気を与えられるよう順調に回復してほしい。

構成●スマッシュ編集部
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