今年から新たに誕生した国内テニスツアー、湘南美容クリニックpresents「SBC Dream Tennis Tour 2022」の2ndラウンドが、8月5日(金)~7日(日)にかけて東京・有明テニスの森公園で行なわれた。
このツアーは計3戦で構成される男女シングルスの大会で、1stラウンド、2ndラウンドの優勝賞金はそれぞれ100万円。ファイナルラウンドは優勝1000万円、準優勝300万円という破格の設定となっている。
スポンサーの付きにくい国内選手に賞金獲得のチャンスを提供し、海外に挑戦する足掛かりにしてほしい、という主催者側の思いが大会創設につながった。そのため、試合のみならず選手とテニス好きの企業経営者を結び付ける場も設けられ、5日にはプロアママッチとレセプションパーティーを開催。両者の貴重な交流の場となった。
試合は、6日に男女各16選手が参加しての予選リーグ、7日に上位8選手ずつによる決勝トーナメントを実施。4ゲームマッチの2セット&マッチタイブレークというショート形式のため、選手は一瞬も気を抜けない緊張感と共に、1日3試合の連戦を乗り切るスタミナや回復力も問われる戦いとなった。
出場したのは、男子では長年日本テニスを牽引してきた世界ランク最高47位の添田豪、同60位の伊藤竜馬、2017年の全日本王者・高橋悠介といった上位選手たち。そのうち伊藤が準決勝で高橋を破り、決勝に進んだが、添田は準々決勝の白石光との激戦で体力を消耗したこともあり、準決勝で江原弘泰に振り切られる。江原は1stラウンドに続いての決勝進出となった。
伊藤対江原の決勝は一進一退の攻防。伊藤が持ち前のハードヒットで攻め立てると、江原は粘り強いコートカバーとスライスを使った緩急差、そして時折見せるカウンターの強打で対抗する。2セットともタイブレークにもつれ込む接戦となったが、最後は伊藤が渾身のサービスエースを決め、試合をモノにした。
「どの試合も、どちらが勝ってもおかしくない内容。そこで勝てたのは自信につながる」と激戦を振り返った伊藤。34歳となり、最近はランキングも下降気味だが「海外にトライして、もう1回頑張ろうという気持ちになった」と、この大会で再び闘志に火が付いたようだ。
また、敗れた江原も「添田選手、伊藤選手と、グランドスラム経験者2人と戦えるなんてなかなかないこと。勉強になったし、自分を引き上げられた」と今回の収穫を語る。2戦連続準優勝となったが、「ファイナルは1000万円を取りに行く気で練習する!」と、やる気を見せていた。
このツアーは計3戦で構成される男女シングルスの大会で、1stラウンド、2ndラウンドの優勝賞金はそれぞれ100万円。ファイナルラウンドは優勝1000万円、準優勝300万円という破格の設定となっている。
スポンサーの付きにくい国内選手に賞金獲得のチャンスを提供し、海外に挑戦する足掛かりにしてほしい、という主催者側の思いが大会創設につながった。そのため、試合のみならず選手とテニス好きの企業経営者を結び付ける場も設けられ、5日にはプロアママッチとレセプションパーティーを開催。両者の貴重な交流の場となった。
試合は、6日に男女各16選手が参加しての予選リーグ、7日に上位8選手ずつによる決勝トーナメントを実施。4ゲームマッチの2セット&マッチタイブレークというショート形式のため、選手は一瞬も気を抜けない緊張感と共に、1日3試合の連戦を乗り切るスタミナや回復力も問われる戦いとなった。
出場したのは、男子では長年日本テニスを牽引してきた世界ランク最高47位の添田豪、同60位の伊藤竜馬、2017年の全日本王者・高橋悠介といった上位選手たち。そのうち伊藤が準決勝で高橋を破り、決勝に進んだが、添田は準々決勝の白石光との激戦で体力を消耗したこともあり、準決勝で江原弘泰に振り切られる。江原は1stラウンドに続いての決勝進出となった。
伊藤対江原の決勝は一進一退の攻防。伊藤が持ち前のハードヒットで攻め立てると、江原は粘り強いコートカバーとスライスを使った緩急差、そして時折見せるカウンターの強打で対抗する。2セットともタイブレークにもつれ込む接戦となったが、最後は伊藤が渾身のサービスエースを決め、試合をモノにした。
「どの試合も、どちらが勝ってもおかしくない内容。そこで勝てたのは自信につながる」と激戦を振り返った伊藤。34歳となり、最近はランキングも下降気味だが「海外にトライして、もう1回頑張ろうという気持ちになった」と、この大会で再び闘志に火が付いたようだ。
また、敗れた江原も「添田選手、伊藤選手と、グランドスラム経験者2人と戦えるなんてなかなかないこと。勉強になったし、自分を引き上げられた」と今回の収穫を語る。2戦連続準優勝となったが、「ファイナルは1000万円を取りに行く気で練習する!」と、やる気を見せていた。