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海外テニス

31歳のカレノブスタが不調のシーズンを払拭する初のマスターズ1000優勝「自分のテニスを信じ続けた」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.08.15

7つ目のツアータイトルを手にいれたカレノブスタ。(C)Getty Images

7つ目のツアータイトルを手にいれたカレノブスタ。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ナショナルバンク・オープン」(8月7日~14日/カナダ・モントリオール/ハードコート/ATP1000)のシングルス決勝戦が現地8月14日に実施。ノーシードのパブロ・カレノブスタ(スペイン/世界23位)が、第8シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/10位)に 3-6、6-3、6-3で勝利して、マスターズ1000での初優勝を果たした。

 カレノブスタにとって今季は満足のいくものではなかった。「今季はベストシーズンではなくて、今までなら負けなかった試合にもいくつか負けていた」と試合後に苦しい時期を振り返った。しかし、「チーム、自分自身、そして自分のテニスを信じ続けた。ポジティブな姿勢でいることは大事だったと思う」と、信じてハードワークを続けたと語った。

 その成果が出たのが、今大会というわけだ。1回戦で14位のマテオ・ベレッティーニ(イタリア)、3回戦で12位のヤニック・シナー(イタリア)に勝利し、準決勝では39位のダニエル・エバンス(イギリス)との約3時間に及ぶ激闘を勝ち抜いてきた。

 決勝では強烈なサービスを放つフルカチュに対して、1セットを落とすものの、徐々にリターンが合って来て挽回に成功。「サービスが良い選手と対戦するのは大変なんだ。第1セットを落としたけど、自分のプレーは良くなってきていたから信じ続けた」。自身のサービスも攻撃的にするように心掛けたことがブレークにもつながったと明かしている。
 
 不調のシーズンだと思っていた時に、マスターズの初優勝という結果が出たカレノブスタは、「マスターズ1000の優勝者になるなんて、素晴らしい気分だ。自分のキャリアで最高のタイトルであることは間違いない」と、喜んだ。

 23位だったランキングは14位に上がり、キャリアハイの10位に近づいた。この優勝を切っ掛けに、31歳のスペイン人は再びツアーで上昇気流に乗るかもしれない。

 現在開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」の1回戦ではミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/36位)との対戦が決まっている。

構成●スマッシュ編集部

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