女子テニスツアー「ウェスタン&サザン・オープン」(8月15日~21日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/WTA1000)は現地8月16日にシングルス1回戦が行なわれ、センターコートのナイトマッチで興味深いカードが実現した。グランドスラム通算23勝を誇る元世界1位のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ/現612位)と、昨年の全米オープン女王であるエマ・ラドゥカヌ(イギリス/13位)が対決。ラドゥカヌが6-4、6-0のストレートで勝利した。
40歳のセレナは1年間ツアーを離れ、今年6月のウインブルドンで実戦復帰。しかし故障前のパフォーマンスには戻し切れず、今月になって近く引退する意向を表明した。自身のSNSで「カウントダウンが始まっています。これからの数週間を楽しむつもりです」と綴っており、早ければ8月末開幕の「全米オープン」での引退が予想されている。
そのセレナと19歳のニュースター、ラドゥカヌは今回が初対戦。試合にはこの日すでに敗れていた大坂なおみも観戦に駆け付けるなど、多くのファンがセレナの雄姿を目に焼き付けようと集まった。
しかし現在の勢いではやはりラドゥカヌの方が上だった。オープニングゲームでいきなりラドゥカヌがセレナのサービスをブレーク。セレナは持ち前の強打でたびたびウイナーは奪うものの、アンフォーストエラーも多く波に乗れない。ラドゥカヌの2ブレークアップとなった4-1から、1つブレークバックして意地を見せたセレナだが、そのまま6-4で振り切られた。
第2セットはラドゥカヌの独壇場。1ゲームも与えずに突っ走り、計1時間5分で試合を締めた。2セットを通じセレナはウイナーとエラーがそれぞれ19本だったのに対し、ラドゥカヌはウイナー14本でエラーはわずか1本と、隙のないテニスだった。
ラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで「私たちは、ただセレナと彼女の素晴らしいキャリアを称える必要があると思う」と去り行く元女王を称賛。
続けて「彼女と対戦できたこと、そして私たちのキャリアが交差したことにとても感謝しています。彼女が達成した全てのことはとても刺激的で、彼女とコートを共有できたのは本当に光栄なことです」と、今回初対戦が実現したことに謝意を示した。
なお、ラドゥカヌは次の2回戦で、またも元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/22位)と対戦する。このカードも初の顔合わせだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】全米OP初優勝!快挙を成し遂げたエマ・ラドゥカヌの2021年を特集!
40歳のセレナは1年間ツアーを離れ、今年6月のウインブルドンで実戦復帰。しかし故障前のパフォーマンスには戻し切れず、今月になって近く引退する意向を表明した。自身のSNSで「カウントダウンが始まっています。これからの数週間を楽しむつもりです」と綴っており、早ければ8月末開幕の「全米オープン」での引退が予想されている。
そのセレナと19歳のニュースター、ラドゥカヌは今回が初対戦。試合にはこの日すでに敗れていた大坂なおみも観戦に駆け付けるなど、多くのファンがセレナの雄姿を目に焼き付けようと集まった。
しかし現在の勢いではやはりラドゥカヌの方が上だった。オープニングゲームでいきなりラドゥカヌがセレナのサービスをブレーク。セレナは持ち前の強打でたびたびウイナーは奪うものの、アンフォーストエラーも多く波に乗れない。ラドゥカヌの2ブレークアップとなった4-1から、1つブレークバックして意地を見せたセレナだが、そのまま6-4で振り切られた。
第2セットはラドゥカヌの独壇場。1ゲームも与えずに突っ走り、計1時間5分で試合を締めた。2セットを通じセレナはウイナーとエラーがそれぞれ19本だったのに対し、ラドゥカヌはウイナー14本でエラーはわずか1本と、隙のないテニスだった。
ラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで「私たちは、ただセレナと彼女の素晴らしいキャリアを称える必要があると思う」と去り行く元女王を称賛。
続けて「彼女と対戦できたこと、そして私たちのキャリアが交差したことにとても感謝しています。彼女が達成した全てのことはとても刺激的で、彼女とコートを共有できたのは本当に光栄なことです」と、今回初対戦が実現したことに謝意を示した。
なお、ラドゥカヌは次の2回戦で、またも元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/22位)と対戦する。このカードも初の顔合わせだ。
構成●スマッシュ編集部
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