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海外テニス

大坂なおみが2大会続けての初戦敗退。ミス連発でジャン・シューアイにストレートで屈する<SMASH>

中村光佑

2022.08.17

シンシナティ大会で初戦負けを喫した大坂。ハードコートシーズンに入り3大会で1勝3敗と調子が上がらない。(C)Getty Images

シンシナティ大会で初戦負けを喫した大坂。ハードコートシーズンに入り3大会で1勝3敗と調子が上がらない。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「ウェスタン&サザン・オープン」(8月15日~21日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/WTA1000)は現地8月16日にシングルス1回戦が行なわれ、センターコートの第1試合に元世界女王の大坂なおみ(現世界ランキング39位)が登場。ジャン・シューアイ(中国/44位)に4-6、5-7のストレートで敗れ、初戦で姿を消した。

 クレーシーズンで左アキレス腱を負傷した大坂は今月初旬のシリコンバレー・クラシックで約2か月ぶりに実戦復帰し、2回戦でココ・ガウフ(アメリカ/12位)に敗退。先週のナショナル・バンク・オープンはカイア・カネピ(エストニア/31位)との1回戦試合中に腰の痛みを訴え、第2セット途中で棄権した。身体の状態が心配されていた中、当初の予定通りシンシナティには出場することとなった。

 ジャンとの約4年ぶりの顔合わせとなったこの日の1回戦は、立ち上がりから大坂のファーストサービスが入らず、ストローク戦でも簡単なミスを連発。第1ゲームで早々にブレークを献上すると、その後もプレーに精彩を欠いて第1セットを落とす。
 
 第2セットに入っても調子の上がらない大坂は、アグレッシブに攻めてくるジャンに第2ゲームから3ゲームを連取される苦しい展開に……。それでも第9ゲームでのフォアハンドウイナーを皮切りに息を吹き返し、ジャンのサービングフォーザマッチとなった第10ゲームで起死回生のブレークバックに成功。だが直後の第11ゲームでは再びミスを重ねて痛恨のブレークを許し、そのまま1回戦敗退となった。

 2年ぶりの優勝を目指す今月末の「全米オープン」(8月29日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)へ不安が残る結果となってしまった大坂。今回の敗戦を糧に何とか奮起を期待したい。

 なお大坂に勝利したジャンは2回戦でエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア/27位)と対戦する。

文●中村光佑

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