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力が入り身体がガチガチ。この状態から抜け出すには?【テニスレッスン|緊張してもサービスが入るコツ4】 

スマッシュ編集部

2019.11.28

コツを教えてくれた江原弘泰(左)と上杉海斗(右)。写真=THE DIGEST写真部

コツを教えてくれた江原弘泰(左)と上杉海斗(右)。写真=THE DIGEST写真部

 試合で緊張すると、身体が硬くなりフォームも縮こまってしまう。このまま打てばフォールトに…。こんな状態になった時、プロはどのようにして乗り切っているのだろうか? 自身の経験を語ってくれた。

「以前、緊張してダブルフォールトをたくさんした後に、ドイツのコーチからこのアドバイスを受けました。実践したら緊張した場面でもダブルフォールトをしなくなりました」と、江原弘泰が言うアドバイスとは何だろうか?

「練習での良いイメージを想像して、腕の振りに集中する」。これがコーチからのアドバイスだった。「緊張すると身体が硬くなり全身に力が入ってしまう」という状態になっていたたものが、「腕だけに集中すれば、しっかりと回転のかかったサービスを打つことができる」ようになるとのこと。緊張していても腕を振ることで回転をかけられる効果を実感しているようだ。
 
「緊張するとトスが低くなり、打点も下がってしまうタイプで、そうなると力は入らないし、コントロールも定まりません」と言うのは上杉海斗。

 それらを回避するために意識していることは、「シンプルに打点とスイングだけを考えます。どこでボールを捉えるか、打点をしっかりイメージしてトスを上げ、その頂点に近い所で打つようにしています」

 スイングのイメージについては、「叩きつけるよりも上に打つイメージです。強く打とうと思うと手打ちになりやすいし、2ndサービスは緊張すると腕が振れなくなります。だから、しっかり大きくスイングして回転をかけることが大切です。それでサービスが入れば、自信が出てきて、緊張もほぐれます」

 2人ともイメージして、腕の振りを意識することで、回転をかけているようだ。緊張して身体が縮こまっている時こそ、大きく腕を振る意識を持とう。

構成●スマッシュ編集部

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