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レッスン

自分を知ることが平常心への第一歩。考え方を変えれば一気に解決!【テニスレッスン|緊張してもサービスが入るコツ5】

スマッシュ編集部

2019.11.29

コツを教えてくれた斉藤貴史(左)と片山翔(右)。写真=THE DIGEST写真部

コツを教えてくれた斉藤貴史(左)と片山翔(右)。写真=THE DIGEST写真部

 試合になると緊張するのは当然だ。その中で勝つには、緊張とうまく付き合っていくしかない。プロが実際に行なっている方法と、考え方について教えてもらった。

 斉藤貴史が緊張した時に行なっていることは、「しっかり大きく呼吸をして身体の力を抜くようにしています。歩くスピードやボール突きなど、全体的に時間を取り、ゆったりとした心と身体で打つことです。心もリラックスさせることで無理なストレスをかけずに良い精神状態をキープできます」。心身のリラックスがポイントだ。

 打つ時に意識していることは、「ボールをよく見ること。力んでいると目がボールから離れてしまいやすいので、しっかりとボールを見て、正確なコントロールを心掛けています」

 打つ前や打つ時に行なうことなど、緊張した時の対応策が明確になっている。この行動を取るようになるまでには、「コーチに大事なポイントで自分がどういう行動を取っているのかを客観的に見てもらったり、自分の経験上、大事な場面でどうなっているかを分析した」と言う。まずは、自分が緊張した時にどのような行動を取っているのか、判明させた上で対策を練るのは一般プレーヤーにとっても良い方法である。
 片山翔が緊張した時に行なっていることは、行動に意識を向けるのではなく考え方のコントロールだ。「まずは、緊張していることを自分で認めることから始めます。自分自身に『自分は緊張している』『めちゃくちゃ緊張している』と認識させて、『緊張することは逆に良いこと!』だと考えてプレーに入るようにしています。そうしたら、程よい緊張感を保ってプレーができるようになりました」

 この方法を教えてくれたのは、「柳川高校の先輩で、瞑想の先生」とのこと。自分の脳で緊張をどのように捉えるかで、その存在は違ってくる。程よい緊張感を持てるように、考え方を変えるアイデアは参考になるだろう。

構成●スマッシュ編集部

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