女子テニス元世界ランク4位の伊達公子さんが、9月1日に自身のインスタグラム(@kimiko.date)を更新し、全米オープン1回戦の大坂なおみについて言及した。
現地8月30日に行なわれた大坂なおみ(世界44位)と第19シードのダニエル・コリンズ(アメリカ/19位)の1回戦。全米で3度目の優勝を狙う大坂だったが、6-7(5)、3-6で敗れ1回戦敗退となった。
この対戦をオンデマンドで観戦していた伊達さん。「US OPEN 2022 DAY2で思うこと」と書き出し、「相手のコリンズはタフであり、お互いにとって簡単な1回戦ではなかった。終始、大坂選手はファイトしていたとは感じたけれど、彼女の持っている力と才能を考えると、オンコートでもっと進化できることがあるからこそ、物足りなさを私は感じた。怪我やメンタルヘルスの問題など、抱えているものがあることを承知の上、あえて厳しめの私の感じたことを言葉にしたい」と続けた。
伊達さんは、大坂が負けた直後に「会場のスクリーンに映し出された自分自身を携帯で撮っていた」ことが気になったようだ。「その行動を目にしても気にする人はそれほど多くはなかったかもしれない」と前置きしつつ、伊達さんが現役時代に負けた時は「1秒でも早くコートを後にしたい。大会会場からも1日でも早く去りたい、という気持ちだった。それだけ悔しい気持ちが強かったからだ。私が見てきた世界のトッププレーヤーたちも大きな違いはないと思っている」と言及。
また、同日に1回戦で敗れたビーナス・ウィリアムズが「ラケットをラケットバッグにも入れず、手に持ったまま早々とコートを後にした」ことと、大坂の行動の違いにも注目した伊達さん。「ビーナスのその姿があったから、大坂選手に違和感を感じてしまったのかもしれない」
「選手たちは負けた時、とにかく悔しくて自分を責める言葉が脳裏に繰り返し出てくる。どうしてそんな状況の時にスタジアムのスクリーンに写り出されている自分を携帯で撮ろうという気持ちになれたのか?そこには何か意図があったのか??」と、懐疑的だ。
そして最後は「大坂選手には、もっとグランドスラムで優勝できる力がある。世界のトップを走り続けるためには、もっとオンコートで貪欲になってほしい」と締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、西岡良仁、ダニエル太郎ら全米オープンで奮闘する日本人選手たちの厳選写真
現地8月30日に行なわれた大坂なおみ(世界44位)と第19シードのダニエル・コリンズ(アメリカ/19位)の1回戦。全米で3度目の優勝を狙う大坂だったが、6-7(5)、3-6で敗れ1回戦敗退となった。
この対戦をオンデマンドで観戦していた伊達さん。「US OPEN 2022 DAY2で思うこと」と書き出し、「相手のコリンズはタフであり、お互いにとって簡単な1回戦ではなかった。終始、大坂選手はファイトしていたとは感じたけれど、彼女の持っている力と才能を考えると、オンコートでもっと進化できることがあるからこそ、物足りなさを私は感じた。怪我やメンタルヘルスの問題など、抱えているものがあることを承知の上、あえて厳しめの私の感じたことを言葉にしたい」と続けた。
伊達さんは、大坂が負けた直後に「会場のスクリーンに映し出された自分自身を携帯で撮っていた」ことが気になったようだ。「その行動を目にしても気にする人はそれほど多くはなかったかもしれない」と前置きしつつ、伊達さんが現役時代に負けた時は「1秒でも早くコートを後にしたい。大会会場からも1日でも早く去りたい、という気持ちだった。それだけ悔しい気持ちが強かったからだ。私が見てきた世界のトッププレーヤーたちも大きな違いはないと思っている」と言及。
また、同日に1回戦で敗れたビーナス・ウィリアムズが「ラケットをラケットバッグにも入れず、手に持ったまま早々とコートを後にした」ことと、大坂の行動の違いにも注目した伊達さん。「ビーナスのその姿があったから、大坂選手に違和感を感じてしまったのかもしれない」
「選手たちは負けた時、とにかく悔しくて自分を責める言葉が脳裏に繰り返し出てくる。どうしてそんな状況の時にスタジアムのスクリーンに写り出されている自分を携帯で撮ろうという気持ちになれたのか?そこには何か意図があったのか??」と、懐疑的だ。
そして最後は「大坂選手には、もっとグランドスラムで優勝できる力がある。世界のトップを走り続けるためには、もっとオンコートで貪欲になってほしい」と締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、西岡良仁、ダニエル太郎ら全米オープンで奮闘する日本人選手たちの厳選写真