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デビスカップ、日本は競り合いながらも1勝3敗でウズベキスタンに敗れる!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.09.18

ダブルスに出場した綿貫陽介(左)/上杉海斗(右)はフルセットの末に逆転負けを喫し、続くシングルスでも島袋将が惜敗したことで日本の敗退が決まった。写真提供=日本テニス協会広報部

 男子テニスの国別対抗戦「2022デビスカップ by Rakuten ワールドグループ1部」の日本対ウズベキスタン戦の2日目が、9月17日にウズベキスタン・タシケントのオリンピックテニススクール(屋外ハードコート)で実施された。

 試合はシングルス4試合とダブルス1試合の計5試合のうち3勝した方が勝者となる。前日に行なわれたシングルス2試合では、マッチ1で島袋将が貴重な1勝をもたらしたものの、マッチ2に出場した19歳の望月慎太郎が惜敗。これによりスコアは1対1のイーブンとなっていた。

 迎えた大会2日目。マッチ3のダブルスに出場したのは上杉海斗/綿貫陽介。初めてペアを組んだ2人は、第1セットを奪って流れをつかんだかに見えたが、続く第2セットはチャンスと取り切れずタイブレークにもつれ込む接戦の末に失う。すると追いつかれた日本ペアは、その追撃を振り切ることができず2-6で敗れた。

 通算成績1勝2敗と王手をかけられたマッチ4では、前日の試合でウズベキスタンのエースを破っている島袋将が登場。試合は両者一歩も譲らない展開となったものの、第1セットはタイブレークで、第2セットも5-7と競り合いながらも粘る相手を崩せず万事休す。これにより日本のスコアを1勝3敗となり敗退が決まった。
 
 代表チームで指揮を執るのは今大会が最後となる岩淵聡監督は「選手はコート上で持てるちからを出し切って戦ってくれました。今回の経験を自分なりに分析して今後の活動に役立ててほしいです」と選手を称えた。

 そして自身については「僕自身はこれが最後となりますが、スウェーデンとウズベキスタンに連敗したことの責任を重く感じています。次の添田監督(次期代表監督)は世界レベルの経験もある人ですし、デ杯の経験もたくさんもっている人です。次の試合はグループ1のプレーオフになってしまいますが、そこからファイナルズまでなんとか日本を引き上げてもらえればと思っています」と語った。

■第1日(9月16日)結果
第1試合:○島袋将(有沢製作所)[3-6 7-6(5) 7-6(9)]デニス・イストミン×
第2試合:×望月慎太郎(IMG Academy)[6-7(3) 6-7(2)]セルゲイ・フォミン○

■第2日(9月17日)結果
第3試合:×上杉海斗/綿貫陽介(江崎グリコ/フリー)[6-3 6-7(2) 2-6]ファイジェフ/イストミン○
第4試合:×島袋将(有沢製作所)[6-7(1) 5-7]セルゲイ・フォミン○
第5試合:未開催

構成●スマッシュ編集部


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