現在開催中の「楽天ジャパンオープンテニス」(10月3日~10月9日/日本・有明テニスの森/ハードコート/ATP500)は、10月3日にシングルス1回戦を実施。日本人は望月慎太郎、ダニエル太郎、内山靖崇の3名が出場し、全員が1回戦で姿を消した。
ワイルドカード(主催者推薦)で出場した望月慎太郎(世界ランク401位)は、世界47位のブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦。相手を左右に振ったり、鋭いバックハンドでネットに詰めるプレーも見せたが、3-6、2-6で勝利には至らなかった。
試合後にプロ1年目の望月は、「自分のプレーは悪くなかった。相手はトップ50でかなりしっかりしている選手で、自分の力不足。これから強くなっていきたいと思った試合でした」と実力差を痛感した様子。
そんななかでも「自分でポイントを取りにいけるシーンや、しっかり粘ってポイントが取れた場面はあったので、そこはあまり大きな差は感じていません。自分でもっと考えてやっていけば、チャンスはあるんじゃないかと信じています」と、ポジティブな面にも目を向けていた。
ダニエル太郎(95位)はワイルドカードで出場予定だったが、ギリギリでダイレクトエントリーに変更。1回戦の相手はベルナベ・ザバタミラレス(スペイン/80位)で、攻撃的なプレースタイルに変えた上り調子のダニエルにならチャンスはあるのではと思われた。
実際、先にリードしたのはダニエルで、5-4で自分のサービスゲームを迎えた。ここで、「夜寝る時に出てくるかな」という状況に陥る。相手はラリーで押してきた上にミスも少なくなり、ダニエルは少し引いたプレーになってしまい、第1セットと5-7で奪われた。
第2セットも先にダニエルがブレークしたものの逆転されて、5-7、5-7で敗退。サービス力も上がり、前に入っていくプレーもできていたが、スルッと勝利が逃げていってしまった。
「惜しい試合が何試合か続いている」と言うダニエル。「自分の方に勝利が落ちてこないのが少しつらい」と独特の言いまわしで現状を説明した。勝てそうで勝てない理由は何か、自分の方に勝利を引き寄せる鍵は何か、「見つけていかないといけない」
プレーは確実にレベルアップしているだけに、接戦をものにできる「何か」を見つけて、勝利をつかみ取ってほしい。
■10月3日の日本人選手のシングルス結果
望月慎太郎[WC] 3-6、2-6 ブランドン・ナカシマ
ダニエル太郎 5-7、5-7 ベルナベ・ザバタミラレス
内山靖崇[WC] 3-6、4-6 フランシス・ティアフォー④
文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)
【PHOTO】全豪OPで快進撃を演じたダニエル太郎の厳選フォトギャラリー
ワイルドカード(主催者推薦)で出場した望月慎太郎(世界ランク401位)は、世界47位のブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦。相手を左右に振ったり、鋭いバックハンドでネットに詰めるプレーも見せたが、3-6、2-6で勝利には至らなかった。
試合後にプロ1年目の望月は、「自分のプレーは悪くなかった。相手はトップ50でかなりしっかりしている選手で、自分の力不足。これから強くなっていきたいと思った試合でした」と実力差を痛感した様子。
そんななかでも「自分でポイントを取りにいけるシーンや、しっかり粘ってポイントが取れた場面はあったので、そこはあまり大きな差は感じていません。自分でもっと考えてやっていけば、チャンスはあるんじゃないかと信じています」と、ポジティブな面にも目を向けていた。
ダニエル太郎(95位)はワイルドカードで出場予定だったが、ギリギリでダイレクトエントリーに変更。1回戦の相手はベルナベ・ザバタミラレス(スペイン/80位)で、攻撃的なプレースタイルに変えた上り調子のダニエルにならチャンスはあるのではと思われた。
実際、先にリードしたのはダニエルで、5-4で自分のサービスゲームを迎えた。ここで、「夜寝る時に出てくるかな」という状況に陥る。相手はラリーで押してきた上にミスも少なくなり、ダニエルは少し引いたプレーになってしまい、第1セットと5-7で奪われた。
第2セットも先にダニエルがブレークしたものの逆転されて、5-7、5-7で敗退。サービス力も上がり、前に入っていくプレーもできていたが、スルッと勝利が逃げていってしまった。
「惜しい試合が何試合か続いている」と言うダニエル。「自分の方に勝利が落ちてこないのが少しつらい」と独特の言いまわしで現状を説明した。勝てそうで勝てない理由は何か、自分の方に勝利を引き寄せる鍵は何か、「見つけていかないといけない」
プレーは確実にレベルアップしているだけに、接戦をものにできる「何か」を見つけて、勝利をつかみ取ってほしい。
■10月3日の日本人選手のシングルス結果
望月慎太郎[WC] 3-6、2-6 ブランドン・ナカシマ
ダニエル太郎 5-7、5-7 ベルナベ・ザバタミラレス
内山靖崇[WC] 3-6、4-6 フランシス・ティアフォー④
文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)
【PHOTO】全豪OPで快進撃を演じたダニエル太郎の厳選フォトギャラリー