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国内テニス

大学王座決定試合、男子は早稲田が記録更新の17連覇! ライバル慶應を僅差で振り切る<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.10.13

大学王座17連覇を達成した早稲田大学の男子チーム。慶應義塾大学を5-4で振り切った。写真提供:全日本学生テニス連盟、早稲田大学庭球部

大学王座17連覇を達成した早稲田大学の男子チーム。慶應義塾大学を5-4で振り切った。写真提供:全日本学生テニス連盟、早稲田大学庭球部

 大学日本一のチームを決める「全日本大学対抗テニス王座決定試合」は10月12日に大会最終日を迎え、愛媛県総合運動公園テニスコートで男女の決勝と3位決定戦が行なわれた。

 ダブルス3本+シングルス6本の計9本で勝敗が争われる男子は、第1シードの早稲田大学と第2シードの慶應義塾大学が決勝で激突。男女を通じて最多の16連覇中の早大が記録を伸ばすか、はたまた慶大が1977年以来となる悲願のタイトル奪取なるか注目された。

 試合は終盤まで両校譲らぬ接戦となった。先にペースをつかんだのは早大だ。D2増田健吾/池田朋弥、D3吉野郁哉/山口柚希が勝利してダブルスを2勝1敗で折り返した早大は、シングルスでもS5小久保蓮が先勝してリードを広げる。

 しかし慶大も追いすがる。S4下村亮太朗とS3林航平が取り返して3勝3敗のタイに。続いて早大がS6山口の勝利で優勝に王手を掛けるが、慶大は主将対決のS2で白藤成が丹下将太から第1セットを先取。残る2試合を取るしかない慶大の気迫は凄まじかったが、ここで丹下が踏ん張って逆転勝ちし、早大の勝利を決める5勝目をもたらした。

 とはいえ、慶應は勝敗決定後のエース対決でも藤原智也が気力を振り絞って白石光にフルセット勝ちし、意地を見せた。最終スコアは早大から5勝4敗で、両校の力の差はごくわずかだったと言えよう。

 早大はこれで17連覇を達成。実に29回目の優勝で、いずれも最多記録の更新となった。
 
◆男子決勝結果(10月12日)

○早稲田大学[5-4]慶應義塾大学×
D1:×白石/丹下[3-6 4-6]藤原/下村○
D2:○増田健吾/池田朋弥[6-2 6-1]有本響/菅谷×
D3:○吉野郁哉/山口[4-6 6-3 6-1]白藤/高木翼×
S1:×白石光[3-6 6-3 4-6]藤原智也○
S2:○丹下将太[4-6 6-3 6-2]白藤成×
S3:×高畑里玖[4-6 6-3 5-7]林航平○
S4:×渡部将伍[3-6 3-6]下村亮太朗○
S5:○小久保蓮[7-6(5) 6-2]今鷹洸太×
S6:○山口柚希[7-5 6-1]菅谷優作×

◆男子3位決定戦結果(10月12日)

○近畿大学[7-2]関西学院大学×
D1:○田口/河野[6-7(4) 6-3 6-4]中留/其田×
D2:○中屋敷勇人/仲里翼[5-7 7-5 7-6(3)]増成拓也/増成智也×
D3:○平石瑛/蔡旻修[4-6 6-1 6-1]篠田/堤野×
S1:○田口涼太郎[6-2 6-1]篠田玲×
S2:○宮田陸[5-7 6-2 6-4]堤野竜司×
S3:×河野甲斐[5-7 6-3 3-6]増成智也○
S4:○新出悠月[6-1 6-4]片山創×
S5:×川田瑞基[5-7 7-6(5)4-6]其田怜○
S6:○奥地佑都[7-5 7-6(5)]中留諒太×

構成●スマッシュ編集部

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