海外テニス

元世界4位ベンチッチがテュルスノフ氏をコーチに招聘「間違いなく挑戦的なこと」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.10.20

メンタル面での強化を図るベンチッチ。来シーズンでの活躍に期待したい。(C)Getty Images

 現在、開催されている女子テニスの国際大会「グアダラハラ・オープン・アクロン」(10月17日~23日/メキシコ/ハードコート/WTA1000)から、世界ランキング14位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)が、男子テニス元世界20位のドミトリー・テュルスノフ(ロシア)氏を新たなコーチとして迎え入れた。 

 今年9月の全米オープン終了時に、前コーチと契約を解消したベンチッチ。今回、新しくチームに加わったテュルスノフ氏とのタッグは、彼がエマ・ラドゥカヌ(イギリス)とのコーチ関係を終了するタイミングで実現した。これまでにテュルスノフ氏は、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/4位)、アネット・コンタベイト(エストニア/3位)の両者をキャリアハイまで導いた実績がある。 

 WTA公式サイトによると、ベンチッチは今回のコーチ変更について、「間違いなく挑戦的なこと」と言及。「彼は、とても良いコーチだと思うし、私のゲームやメンタルの部分を向上させてくれると強く信じている。彼が私と一緒に仕事をすると決めてくれて、とてもうれしい」と話した。 
 
 さらに、「彼が他の選手とパートナーシップを組み、大きな成功を収めているのを見た」と続けると、「良い方向に向かうと強く信じている」とコメント。「絶対にうまくいくと信じているし、そのために全力を尽くしたい」と意気込みを語っている。 

「彼は頭脳明晰で、精神的に今と違う見方をさせてくれる人だと思う。彼はとても正直で、物事に対して厳しいけど、それこそが私にとって必要なこと。テニス以外の話をする人は必要ない」 

 なお、ベンチッチは、グアダラハラ・オープンの2回戦でスローン・スティーブンス(アメリカ/40位)に敗退。上位選手がシーズンの最後に集結する大会「WTAファイナルズ」(アメリカ・フォートワース/ハードコート)への出場権を得られなかったが、再び2023年シーズンに向けて、状態を高めてくれることに期待したい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全米オープン2022で、ベンチッチはじめ熱戦を繰り広げる女子選手たちの厳選写真!