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全日本テニス選手権、女子第2シードの細木咲良が快勝で3回戦へ「あまり気にせず楽しんでやりたい」<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2022.10.25

両方両手打ちで早いタイミングで返球していく細木咲良。写真:田中研治(THE DIGEST 写真部)

 テニスの日本チャンピオンを決める「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th」(10月22日~30日/有明コロシアムおよび有明インドアコート)が10月25日に男女シングルス2回戦のうち各々8試合が実施された。

 女子では第2シードの細木咲良(ほそぎさくら)がコロシアム3試合目に登場。両方両手打ちの細木は、相手のボールを早いタイミングで捉えて返球していくスタイルで、小関みちかに6-3、6-4で勝利して3回戦進出を決めた。
 
 試合後には、「私にとっては初戦なのですごく緊張していて、自分でも固くなっていることがわかりました。その中でも良いプレーが出せたので勝ちにつながったと思います」と安堵した。
 
 今回、第2シードでの出場について、「もうちょっと低いシードの方がよかった」と笑いつつも、「勝たないといけないというプレッシャーもあるんですが、気にしていると緊張してしまうので、あまり気にせず楽しんでやりたいと思います」と、平常心を心掛けている様子だ。

 細木の3回戦の相手は第14シードの輿石亜佑美。「拾ってくる相手なので自分もしぶとく、焦らずに落ち着いてプレーしたいと思います」と、プレッシャーに負けずに優勝を目指す心構えだ。

 この他の試合では、シード選手が順調に勝ち上がる中、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している注目の17歳、石井さやがが第12シードの阿部宏美をストレートで下した。石井の3回戦の対戦相手は、第8シードの佐藤南帆。どこまで快進撃が続くのか注目しよう。

◆女子シングルス2回戦の結果(10月25日)

澤柳璃子(安藤証券)⑯ 6-1 6-3 神鳥舞(早稲田大学)[WC]
石井さやか(HSS)[WC] 6-3 6-0 阿部宏美(筑波大学)⑫ 
大前綾希子(島津製作所)⑬ 6-4 6-3 細木祐佳(フリー)
桑田寛子(島津製作所)④ 7-5 6-4 小林ほの香(橋本総業ホールディングス)
小堀桃子(橋本総業ホールディングス)⑤ 6-3 6-4 板谷里音(フリー)[Q]
今村咲(EMシステムズ)⑩ 6-4 3-6 7-5 川口夏実(町田ローンTC)[Q] 
輿石亜佑美(フリー)⑭ 6-4 6-0 尾関彩花(フリー)[Q]
細木咲良(原商)② 6-3 6-4 小関みちか(橋本総業ホールディングス) 
※丸数字はシード、[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード

取材・文●赤松恵珠子

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