海外テニス

西岡良仁がパリマスターズで2回戦に進出。次の相手は19歳の新王者アルカラス!<SMASH>

中村光佑

2022.11.01

昨年の全豪ベスト4のカラツェフをストレートで破った西岡良仁。(C)Getty Images

 現在開催中の男子テニスツアー「ロレックス・パリ・マスターズ」(10月31日~11月6日/フランス・パリ/インドアハードコート/ATP1000)は現地10月31日にシングルス1回戦が行なわれ、世界ランク38位の西岡良仁が登場。同58位のアスラン・カラチェフ(ロシア)を6-3、6-4のストレートで下し、2回戦へ駒を進めた。

 先月初旬の韓国オープン(韓国・ソウル/ハードコート/ATP250)でツアー2勝目を飾るなど、ここ最近は好調が続いている27歳の西岡。昨年1月の全豪オープンで予選からグランドスラム初のベスト4に進出するという快挙を成し遂げた29歳のカラチェフとは今大会が公式戦初の顔合わせとなった。

 速いテンポで打ち込んでくるカラツェフに押される場面も見られたものの、この日も得意のムーンボール(軌道の高い球)と粘りのディフェンスでミスを誘う西岡らしいプレーを披露。序盤の第3ゲームでブレークポイントを握られるもここを何とかしのぎ、直後の第4ゲームですかさずブレークに成功。以降はサービスキープを続けて第1セットを先取する。
 
 迎えた第2セットでも第3ゲームで先にブレークを奪った西岡は度重なるブレークバックのピンチを切り抜けてリードを守り切り、1時間31分で試合を締めくくった。

 試合後に更新した公式ツイッター(@yoshihitotennis)では「パリマスターズ2回戦!」と自身2度目のパリ大会初戦突破を喜んだ西岡。そんな彼の2回戦の相手は19歳で世界1位に君臨する第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)だ。

 上位進出に向けて早くも大きな壁がたちはだかるが、今年9月の全米オープンで悲願の四大大会初優勝を成し遂げた最年少世界王者にどんな戦いを見せてくれるのか、日本のファンからも大いに注目が集まっている。

文●中村光佑

【PHOTO】西岡良仁、ダニエル太郎ら全米オープンで奮闘する日本人選手たちの厳選写真
NEXT
PAGE
【動画】西岡良仁、パリマスターズ1回戦でカラツェフに勝利の瞬間