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海外テニス

パリ大会初戦敗退のメドベージェフが試合後に大荒れ!「僕が悪い試合をするように主審も悪い仕事をした」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.11.04

初戦敗退を喫したメドベージェフが試合後に主審の判定を巡って猛抗議した。(C)Getty images

初戦敗退を喫したメドベージェフが試合後に主審の判定を巡って猛抗議した。(C)Getty images

 現在開催中の男子テニスツアー「ロレックス・パリ・マスターズ」(10月31日~11月6日/フランス・パリ/インドアハードコート/ATP1000)は、現地11月2日にシングルス2回戦が行なわれ、アレックス・デミノー(オーストラリア/世界ランキング25位)が第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/3位)を6-4、2-6、 7-5で下し、3回戦進出を決めた。

 デミノーにとって自身初の対トップ5勝利となったが、試合後に話題となったのは、敗者メドベージェフの激しい振る舞いだった。

 試合を終えたメドベージェフは、デミノーと握手を交わすまでの間にラケットをコートに叩きつけると、納得できないとばかりに審判のナチョ・フォルカデル氏を激しく非難。すると会場内からは大ブーイングが巻き起こった。

 欧米スポーツメディア『Eurosport』によると、試合後の記者会見に現れたメドベージェフは、怒りの原因としてフォルカデル氏の判定を指摘。「僕は観客のことを審判に抗議したわけではない」と説明。「観客は両選手を応援してくれていたし、(応援も)半々で、ずっといい感じだった」と語り、自身の不満は、主審個人に向けたものだったと明かした。
 
「僕が悪い試合をするように、今日は主審も悪い仕事をしたんだ」と訴えるメドベージェフは、自身がその場の感情に流されたと認めながらも、「彼(フォルカデル氏)は良い仕事をしなかったと思う」と強調。「彼のことは好きだし審判としても好きだ。僕は今日の試合のことだけを言っている」と集まった記者に不満を口にした。

 今年2月に世界1位になるなど、男子ツアーで大きな存在感を放っているメドベージェフ。それだけに今シーズン最後のマスターズでフラストレーションの残る敗戦を喫したことが余程受け入れがたかったのだろう。今季残されているのは、年間成績上位8名によるツアー最終戦『ATPファイナルズ』のみ。すでに出場が決まっているメドベージェフは、果たしてどんなパフォーマンスを見せるのか。

構成●スマッシュ編集部

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