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「最高のテニスを見せなければ」2020年大会覇者のメドベージェフが最終戦に向けて警戒「どの試合もタフなものになる」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.11.14

第4シードとして最終戦に臨むメドベージェフ。2年ぶりの優勝を飾れるか。(C)Getty Images

 現地11月12日、男子テニス元世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア/現世界ランク5位)は、シーズン最終戦「ATP ファイナルズ」(11月13日~20日/イタリア・トリノ/ハードコート)の開幕に先立って行なわれたメディアデーに登場。今大会に向けての意気込みを語った。

 年間獲得ポイントの上位8名のみが出場できるこの最終戦は、グリーングループとレッドグループに4名ずつ分かれたラウンドロビン(予選)を戦い、上位2名ずつが決勝ラウンド(準決勝)へ進出する。

 4年連続4度目の出場となる2020年大会覇者のメドベージェフ。ラウンドロビンで敗退したのは19年大会のみで、それ以外はすべて決勝に駒を進めている。昨年は4勝0敗という好成績で決勝に進出したものの、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/12位)に4-6、4-6のストレート負けを喫していた。

 2年ぶりの優勝を目指すメドベージェフは、「どの試合もタフなものになる。たとえ楽に勝てたとしても、精神的にタフで、最初から最後のポイントまで、最高のテニスを見せなければならない」と警戒を示しており、「かなりタフなドローだと感じた」とした上で、次のように今週を見据えている。
 
「他のグループにも素晴らしい選手たちがいる。どのグループも簡単ではない。このトーナメントで勝ちたいなら、最高のプレーヤーを倒さなければならないんだ。僕らのグループは互角で、誰もが勝ち進む可能性を持っていると思う。みんな少なくとも1度は互いに勝利しているからね」

 さらに、「この大会には特別なエネルギーがあり、ここが大好きなので、最高のテニスを見せたいと思っている。自信はあるけど、最初の試合の前はわからないね」と続けると、「誰が優勝するか?」という問いに対しては、「それには答えられない。なぜなら、僕であってほしいと願っているからね」と笑顔で答えた。

 今大会でレッドグループに入ったメドベージェフは、現地11月14日のラウンドロビン初戦で、同郷アンドレイ・ルブレフ(ロシア/7位)と対戦する。過去の対戦成績で4勝1敗と勝ち越しているが、はたしてどんな試合展開となるだろうか。

構成●スマッシュ編集部

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