シーズン最初のグランドスラム（四大大会）である全豪オープンは現地12月８日、2023年１月16日に開幕する本大会の男女シングルスのエントリーリスト（出場予定選手表）を発表した。
女子のリストの一番上に名を連ねるのは、イガ・シフィオンテク（ポーランド／世界ランキング１位）。2022年シーズンは全仏と全米オープンの２冠を含む全９大会で決勝進出を果たし、うち８大会で優勝するという驚異的な勝率を誇る21歳の女王だ。
前回大会で44年ぶりに母国優勝を遂げたアシュリー・バーティー（当時世界１位）はすでに現役引退。ディフェンディングチャンピン不在となる今大会でシフィオンテクは、間違いなく優勝候補筆頭といっていい存在である。
これに続くのは、オンス・ジャバー（チュニジア／同２位）。22年シーズンはウインブルドンと全米オープンで準優勝に終わったため、「チュニジア選手初」「アフリカ大陸出身選手初」「アラブ系女性初」といった称号を手にすることはできなかったが、それでもツアーでは２勝を獲得。ドロップショットやスライスを多用するなど女子では珍しいテクニシャンの戦いからも目が離せないだろう。
また、22年の全仏準優勝者ココ・ガウフ（アメリカ／同７位）も侮れない存在だ。18歳ながらグランドスラム出場13回を誇り、そのうちの３大会でベスト８以上。さらにダブルスでは22年９月に世界１位を記録している。パワフルな打球に加えダブルスで培った高度な戦術眼も併せ持つ逸材もメルボルンでの飛躍が期待できる一人だ。
日本人選手で本戦へストレートインとなるのは大坂なおみ（同42位）ただ一人。2019年と21年大会で全豪のタイトルを手にした際のチームとは異なる編成で22年シーズンを戦った大坂。「今までに経験したことがない」ケガとの戦いも強いられるなど悩ましいシーズンを送ったが、一方で「（自身のテニスが）間違った方向に進むことはないと思う」とも語る。
そのポテンシャルは間違いなく世界のトップレベルに匹敵するだけに、あとはどれだけ心技体の部分で準備を整えられるかがカギになると思われる。「強い大坂」が戻ってくることを期待したい。
【2023全豪オープン女子シングルスの主な出場選手】
イガ・シフィオンテク（ポーランド）
オンス・ジャバー（チュニジア）
ジェシカ・ペグラ（アメリカ）
カロリーナ・ガルシア（フランス）
ソフィア・ケニン※SR（アメリカ）
アリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）
マリア・サッカリ（ギリシャ）
ココ・ガウフ（アメリカ）
ダリア・カサキナ（ロシア）
ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）
マディソン・キーズ（アメリカ）
ベリンダ・ベンチッチ（スイス）
パウラ・バドサ（スペイン）
ダニエル・コリンズ（アメリカ）
ベアトリス・ハダッドマイア（ブラジル）
ペトラ・クビトワ（チェコ）
アネット・コンタベイト（エストニア）
エレナ・オスタペンコ（ラトビア）
エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）
リュドミラ・サムソノワ（ロシア）
バルボラ・クレイチコバ（チェコ）
アナスタシア・パブリチェンコワ（ロシア）
エレナ・リバキナ（カザフスタン）
カロリーナ・ムチョバ※SR（チェコ）
アマンダ・アニシモワ（アメリカ）
ジャン・シューアイ（中国）
マリー・ボウズコバ（チェコ）
ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）
ジェン・チンウェン（中国）
マルチナ・トレビザン（イタリア）
エリーズ・メルテンス（ベルギー）
アリャｋサンドラ・サスノビッチ（ベラルーシ）
カロリーナ・プリスコバ（チェコ）
カリア・カネピ（エストニア）
マルケタ・ボンドルソワ※SR（チェコ）
アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）
イリナ‐カメリア・ベグ（ルーマニア）
ジル・タイヒマン（スイス）
アリゼ・コルネ（フランス）
スローン・スティーブンス（アメリカ）
ソラナ・シルステア（ルーマニア）
ペトラ・マルティッチ（クロアチア）
ナディア・ポドロスカ※SR（アルゼンチン）
レイラ・フェルナンデス（カナダ）
アリソン・リスケ（アメリカ）
大坂 なおみ（日本）
アナスタシア・ポタポワ（ロシア）
ベルナルダ・ペラ（アメリカ）
ビアンカ・アンドレスク（カナダ）
シェルビー・ロジャース（アメリカ）
カテリーナ・シニアコワ（チェコ）
アナ・ボグダン（ルーマニア）
マグダ・リネッテ（ポーランド）
ワン・シユ（中国）
他50名
※SR＝スペシャルランキング
構成●スマッシュ編集部
【画像】全豪オープン2022で活躍した女子選手の厳選ショットを一挙公開！
女子のリストの一番上に名を連ねるのは、イガ・シフィオンテク（ポーランド／世界ランキング１位）。2022年シーズンは全仏と全米オープンの２冠を含む全９大会で決勝進出を果たし、うち８大会で優勝するという驚異的な勝率を誇る21歳の女王だ。
前回大会で44年ぶりに母国優勝を遂げたアシュリー・バーティー（当時世界１位）はすでに現役引退。ディフェンディングチャンピン不在となる今大会でシフィオンテクは、間違いなく優勝候補筆頭といっていい存在である。
これに続くのは、オンス・ジャバー（チュニジア／同２位）。22年シーズンはウインブルドンと全米オープンで準優勝に終わったため、「チュニジア選手初」「アフリカ大陸出身選手初」「アラブ系女性初」といった称号を手にすることはできなかったが、それでもツアーでは２勝を獲得。ドロップショットやスライスを多用するなど女子では珍しいテクニシャンの戦いからも目が離せないだろう。
また、22年の全仏準優勝者ココ・ガウフ（アメリカ／同７位）も侮れない存在だ。18歳ながらグランドスラム出場13回を誇り、そのうちの３大会でベスト８以上。さらにダブルスでは22年９月に世界１位を記録している。パワフルな打球に加えダブルスで培った高度な戦術眼も併せ持つ逸材もメルボルンでの飛躍が期待できる一人だ。
日本人選手で本戦へストレートインとなるのは大坂なおみ（同42位）ただ一人。2019年と21年大会で全豪のタイトルを手にした際のチームとは異なる編成で22年シーズンを戦った大坂。「今までに経験したことがない」ケガとの戦いも強いられるなど悩ましいシーズンを送ったが、一方で「（自身のテニスが）間違った方向に進むことはないと思う」とも語る。
そのポテンシャルは間違いなく世界のトップレベルに匹敵するだけに、あとはどれだけ心技体の部分で準備を整えられるかがカギになると思われる。「強い大坂」が戻ってくることを期待したい。
【2023全豪オープン女子シングルスの主な出場選手】
イガ・シフィオンテク（ポーランド）
オンス・ジャバー（チュニジア）
ジェシカ・ペグラ（アメリカ）
カロリーナ・ガルシア（フランス）
ソフィア・ケニン※SR（アメリカ）
アリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）
マリア・サッカリ（ギリシャ）
ココ・ガウフ（アメリカ）
ダリア・カサキナ（ロシア）
ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）
マディソン・キーズ（アメリカ）
ベリンダ・ベンチッチ（スイス）
パウラ・バドサ（スペイン）
ダニエル・コリンズ（アメリカ）
ベアトリス・ハダッドマイア（ブラジル）
ペトラ・クビトワ（チェコ）
アネット・コンタベイト（エストニア）
エレナ・オスタペンコ（ラトビア）
エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）
リュドミラ・サムソノワ（ロシア）
バルボラ・クレイチコバ（チェコ）
アナスタシア・パブリチェンコワ（ロシア）
エレナ・リバキナ（カザフスタン）
カロリーナ・ムチョバ※SR（チェコ）
アマンダ・アニシモワ（アメリカ）
ジャン・シューアイ（中国）
マリー・ボウズコバ（チェコ）
ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）
ジェン・チンウェン（中国）
マルチナ・トレビザン（イタリア）
エリーズ・メルテンス（ベルギー）
アリャｋサンドラ・サスノビッチ（ベラルーシ）
カロリーナ・プリスコバ（チェコ）
カリア・カネピ（エストニア）
マルケタ・ボンドルソワ※SR（チェコ）
アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）
イリナ‐カメリア・ベグ（ルーマニア）
ジル・タイヒマン（スイス）
アリゼ・コルネ（フランス）
スローン・スティーブンス（アメリカ）
ソラナ・シルステア（ルーマニア）
ペトラ・マルティッチ（クロアチア）
ナディア・ポドロスカ※SR（アルゼンチン）
レイラ・フェルナンデス（カナダ）
アリソン・リスケ（アメリカ）
大坂 なおみ（日本）
アナスタシア・ポタポワ（ロシア）
ベルナルダ・ペラ（アメリカ）
ビアンカ・アンドレスク（カナダ）
シェルビー・ロジャース（アメリカ）
カテリーナ・シニアコワ（チェコ）
アナ・ボグダン（ルーマニア）
マグダ・リネッテ（ポーランド）
ワン・シユ（中国）
他50名
※SR＝スペシャルランキング
構成●スマッシュ編集部
【画像】全豪オープン2022で活躍した女子選手の厳選ショットを一挙公開！
