今年10月から11月にかけて行なわれた計3度のドーピング検査で陽性反応を示し、自身のSNSで無実を主張していた男子テニス世界ランク77位のカミール・マイフシャク(ポーランド)。その彼が先月初旬に実施された別のドーピング検査でも禁止薬物が検出されたことが明らかになった。
国際テニス連盟(ITF)が公表したプレスリリースによると、今月初旬に判明したマイフシャクのドーピング違反は今秋出場したブルガリア・韓国・日本のツアー大会で採取した検体を検査した際、それぞれの尿サンプルから世界アンチ・ドーピング機構(WADA)で定めている3つの別々の禁止物質が検出されたためだという。
そして現地11月9日にポーランドアンチドーピング機構(POLADA)が独自で行なったドーピング検査でも陽性となり、同国の日刊経済法律紙『Rzeczpospolita』は「全体では4つ目となる新たな禁止物質を確認した」と報じている。ただしその物質の詳細についてはまだわかっていない。
現地12月9日に更新した自身の公式SNSでは「2022年10月~11月に行なわれたドーピング検査で陽性反応が出ました」と報告した一方で、「僕はこれまで一度も、禁止薬物を故意に摂取したことはありません」と強く反発していたマイフシャク。「自分の潔白を証明し、大好きなスポーツに戻るための人生で最も困難な戦いが始まったのです」と徹底的に疑惑を晴らす構えを見せていた。
そんな彼に追い打ちをかけるかのごとく発覚した新たなドーピング違反を受け、POLADAの代表を務めるミハウ・リンコウスキー氏は、「今回の検査結果により、4年間の出場停止、もしくはそれ以上の処分を受ける可能性がある」とのコメントを発表している。いずれにしてもマイフシャクには厳しい制裁が課されることは間違いなさそうだ。
文●中村光佑
【PHOTO】なかなか見られないトッププロの練習やテニス教室の様子
国際テニス連盟(ITF)が公表したプレスリリースによると、今月初旬に判明したマイフシャクのドーピング違反は今秋出場したブルガリア・韓国・日本のツアー大会で採取した検体を検査した際、それぞれの尿サンプルから世界アンチ・ドーピング機構(WADA)で定めている3つの別々の禁止物質が検出されたためだという。
そして現地11月9日にポーランドアンチドーピング機構(POLADA)が独自で行なったドーピング検査でも陽性となり、同国の日刊経済法律紙『Rzeczpospolita』は「全体では4つ目となる新たな禁止物質を確認した」と報じている。ただしその物質の詳細についてはまだわかっていない。
現地12月9日に更新した自身の公式SNSでは「2022年10月~11月に行なわれたドーピング検査で陽性反応が出ました」と報告した一方で、「僕はこれまで一度も、禁止薬物を故意に摂取したことはありません」と強く反発していたマイフシャク。「自分の潔白を証明し、大好きなスポーツに戻るための人生で最も困難な戦いが始まったのです」と徹底的に疑惑を晴らす構えを見せていた。
そんな彼に追い打ちをかけるかのごとく発覚した新たなドーピング違反を受け、POLADAの代表を務めるミハウ・リンコウスキー氏は、「今回の検査結果により、4年間の出場停止、もしくはそれ以上の処分を受ける可能性がある」とのコメントを発表している。いずれにしてもマイフシャクには厳しい制裁が課されることは間違いなさそうだ。
文●中村光佑
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