男子テニス世界ランク２位のラファエル・ナダル（スペイン）が、長年のコーチであるフランシスコ・ロイグ氏との関係解消を発表した。

　ナダルは自身の公式ツイッターで「フランシスコはテニスを熟知した素晴らしいコーチであり、上達のために多くのサポートをしてくれました。この数年間の仕事と友情には心から感謝しています」として、謝意を綴っている。

　関係解消の理由については明言されていないが、ナダルは感謝の言葉に加えて「彼の個人的な新プロジェクトに幸運が訪れることを祈っています」としており、ロイグ氏の新たな活動のためにこの決断に至ったようだ。
  　長年の師を失ったナダルだが、まだまだ彼は強力なバックアップチームを有する。５年前には男子テニス元世界１位のカルロス・モヤ氏をチームに加え、昨年には自身とも幾度となくペアを組んできたダブルスの名手、マルク・ロペス氏を迎え入れた。

　来月の全豪オープンにディフェンディングチャンピオンとして出場予定のナダル。2023年シーズンに向けて、新たな体制のもと少しでも良い調整期間を過ごしてほしい。

構成●スマッシュ編集部