海外テニス

美女テニス選手ジョルジにワクチン接種証明書偽造の疑いが浮上。警察の捜査次第では制裁の可能性も<SMASH>

中村光佑

2022.12.25

才色兼備のテニス選手としてファンに愛されているジョルジ。接種証明書の偽造疑惑という、とんでもないニュースが飛び込んできた。(C)Getty Images

 美女テニス選手として人気のカミラ・ジョルジ(イタリア/世界ランク67位)にある疑惑が浮上している。

 伊ニュースメディア『La Republica』によると、現在ジョルジは母国イタリアで新型コロナウイルスのワクチン接種証明書を偽造した容疑に問われているという。同メディアはジョルジが「ワクチン接種に反対していた」としたうえで、「偽造した接種証明書をある反ワクチンの医師から受け取っていた」と伝えている。

 周知の通り新型コロナの爆発的な感染拡大が始まって以降は、四大大会を含め各種公式戦で出場選手にワクチン接種を課すケースが増え、大会開催国が入国時に接種証明書の提出を求める傾向も強かった。どうやらジョルジは少しでも多くのトーナメントでプレーするために、過去にイタリア人大物歌手のマダム(20歳)を診察したことでも知られる反ワクチン医師の協力を得て偽の接種証明書を入手していたようだ。
 
 これを受けてすでにイタリア警察は捜査を開始しており、同国のテニス連盟と検察庁にも捜査書類を送付したとされている。この一件についてジョルジ本人やWTA(女子テニス協会)はまだコメントを発表しておらず、同選手が具体的にどのような処分を受けるのかについても明らかになっていない。

 ただし、新シーズン最初のグランドスラム「全豪オープン」(1月16日~29日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では、ワクチン接種を義務付けられてはいないものの、ジョルジは「捜査中の選手」の名目で同大会への出場を禁じられる可能性が高い。それよりもさらに重い制裁が下されることも予想されるが、今後の動向に注目が集まりそうだ。

文●中村光佑

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