男子テニス世界ランク22位のニック・キリオス（オーストラリア）が、初開催となる男女混合の国別対抗戦『ユナイテッドカップ』への意気込みを語っている。

　ユナイテッドカップは、2022年12月29日から2023年１月８日までの11日間に渡って開催される新トーナメントで、オーストラリアのブリスベン、パース、シドニーの３都市を舞台に18カ国が団体戦を戦う。

　男女のシングルス２試合と、ミックスダブルス１試合で争う今大会に、オーストラリアの男子シングルス代表としてメンバー入りしたキリオスは、イギリスチームのキャメロン・ノーリー、スペインチームのラファエル・ナダルと故郷シドニーで激突する予定だ。

　ATP公式サイトによると、「正直なところ、僕は今までシドニーであまり良いプレーをしたことがないんだ」と弱気なコメントを見せたキリオスだが、一方で「今年はそんなジンクスを変えたいと思っているよ」とも。
  「オーストラリアの夏をプレーするのはシーズンの中で一番のお気に入りだ。シドニーのファン、家族、友人の前で試合をできるのは最高だよ」と、地元開催の新トーナメントにやる気十分の様子だ。

　今大会は過去にオーストラリアで開催されていたホップマンカップ（2023年７月にフランスで開催予定）のような男女混合の国別対抗戦だが、これについては「素晴らしいイベントだと思う」と絶賛している。

「女子も男子も一緒になって国を代表するのはとても重要だと思うし、ファンにとっても、お気に入りの女子選手と男子選手が世界中の最高の選手と一緒になって国のためにプレーするのを見られるんだ。とても特別なことだよね」

　なお、シドニーでは上記３カ国が所属するグループDに加えてグループC（アメリカ、ドイツ、チェコ）が、ブリスベンではグループB（ポーランド、スイス、カザフスタン）とグループE（イタリア、ブラジル、ノルウェー）が、パースではグループA（ギリシャ、ベルギー、ブルガリア）とグループF（フランス、クロアチア、アルゼンチン）がそれぞれ激突する。

構成●スマッシュ編集部