男子テニスツアー「アデレード国際2」(1月9日~14日/オーストラリア・アデレード/ハードコート/ATP250)で韓国のクォン・スンウ(世界ランク84位)が歴史に名を刻む功績を残した。現地14日に行なわれたシングルス決勝で、第4シードのロベルト・バウティスタアグート(スペイン/26位)に6-4、3-6、7-6(4)で勝利。韓国人選手として初めて、ツアー2つ目のタイトルを手にしたのだ。
実はこの大会、クォンは予選決勝で敗れており、本来ならば本戦に進めないはずだった。しかし欠場者が出たためラッキールーザーとして本戦入りすると、しぶとさを発揮して勝ち進む。まず予選で敗れたトマーシュ・マハーチ(チェコ/115位)に雪辱を果たすと、2回戦では第2シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン/15位)に3-6、6-4、6-4で逆転勝ち。準決勝でもジャック・ドレイパー(イギリス/40位)とのフルセットマッチを制して、決勝にコマを進めた。
バウティスタアグートとの決勝も接戦になる。第1セットはストロークを自在にコントロールしたクォンが先制するが、第2セットは序盤でブレークされ取り返される。
第3セットはどちらも譲らずタイブレークに突入。最後はフォアハンドの威力でまさったクォンがラリーを支配し、2時間42分の激戦をモノにした。23本のウイナーを奪ったバウティスタアグートに対し、クォンのそれは42本に上り、いかにクォンが積極的に攻めたかがうかがえる。
「予選で負けてから、失うものは何もないと自分に言い聞かせて、決勝まで来たんだ」と大会を振り返ったクォン。決勝については「今日は本当にタフな試合だった。なんて言っていいかわからないけど、勝てて本当にうれしい。クレイジーだよ!」と喜びを爆発させた。
25歳のクォンは、2021年秋の「アスタナ・オープン」(カザフスタン・アスタナ/インドアハード/ATP250)以来となるツアー2勝目をゲット。韓国人選手では過去にイ・ヒュンテクがツアー1勝を記録しているが、複数優勝はクォンが初めてとなる。また、ラッキールーザーのツアー制覇は18年ブダペスト大会のマルコ・チェッキナート以来だ。
クォンの自己最高位は21年11月にマークした52位。この優勝によりクォンは来週のランキングでその近辺まで上がると見込まれている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】クォン・スンウも活躍! 楽天オープン2022準々決勝からのスナップ集
実はこの大会、クォンは予選決勝で敗れており、本来ならば本戦に進めないはずだった。しかし欠場者が出たためラッキールーザーとして本戦入りすると、しぶとさを発揮して勝ち進む。まず予選で敗れたトマーシュ・マハーチ(チェコ/115位)に雪辱を果たすと、2回戦では第2シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン/15位)に3-6、6-4、6-4で逆転勝ち。準決勝でもジャック・ドレイパー(イギリス/40位)とのフルセットマッチを制して、決勝にコマを進めた。
バウティスタアグートとの決勝も接戦になる。第1セットはストロークを自在にコントロールしたクォンが先制するが、第2セットは序盤でブレークされ取り返される。
第3セットはどちらも譲らずタイブレークに突入。最後はフォアハンドの威力でまさったクォンがラリーを支配し、2時間42分の激戦をモノにした。23本のウイナーを奪ったバウティスタアグートに対し、クォンのそれは42本に上り、いかにクォンが積極的に攻めたかがうかがえる。
「予選で負けてから、失うものは何もないと自分に言い聞かせて、決勝まで来たんだ」と大会を振り返ったクォン。決勝については「今日は本当にタフな試合だった。なんて言っていいかわからないけど、勝てて本当にうれしい。クレイジーだよ!」と喜びを爆発させた。
25歳のクォンは、2021年秋の「アスタナ・オープン」(カザフスタン・アスタナ/インドアハード/ATP250)以来となるツアー2勝目をゲット。韓国人選手では過去にイ・ヒュンテクがツアー1勝を記録しているが、複数優勝はクォンが初めてとなる。また、ラッキールーザーのツアー制覇は18年ブダペスト大会のマルコ・チェッキナート以来だ。
クォンの自己最高位は21年11月にマークした52位。この優勝によりクォンは来週のランキングでその近辺まで上がると見込まれている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】クォン・スンウも活躍! 楽天オープン2022準々決勝からのスナップ集